2016年8月27~28日、ケニアで第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)が開催されます。TICADは、アフリカの開発をテーマとする国際会議で、1993年以降日本政府が主催し、世界銀行も共催しています。第1回から第3回は東京で、第4回と第5回は横浜で開催されてきましたが、今後は3年に一度となり、今年8月27日~28日、初めてアフリカのケニアで開催されることとなりました。これに向け、世界銀行東京事務所では、TICADとアフリカ各国の課題と展望に関するTICADセミナーシリーズを開催しています。
第5回TICAD横浜計画2013-2017では、環境・気候変動分野での重点分野として、多様な生物の持続可能な利用と土地及び森林資源の管理の促進が掲げられています。そこで本セミナーシリーズの第6回は、「リベリアの現況・課題と企業の社会的責任(CSR)の取り組み事例」と題し、リベリアにおいて森林保全と社会開発を主眼に置いた日本企業の社会的責任(CSR)の取り組みに焦点を当てました。
セミナー冒頭、塚越保祐・世界銀行グループ駐日特別代表による開会挨拶の後、デビット・サリエ駐日リベリア共和国大使館公使にご挨拶いただきました。続いて、イングナ・ドブラジャ世界銀行リベリア担当カントリーマネージャー(テレビ会議にてリベリアより参加)より、2014年に流行したエボラ出血熱により人的・経済的に大きな被害を受けたリベリアの現状と課題、森林セクターを含め世界銀行のリベリア支援の取り組みについてご紹介しました。さらに、ダイキン工業株式会社CSR地球環境センターの洲上奈央子様とリアム・ウォルシュ コンサベーション・インターナショナル・リベリアテクニカルディレクター(テレビ会議にてリベリアより参加)より、森林保全のための”空気をはぐくむ森”プロジェクトをご紹介いただきました。