アフリカ開発会議(Tokyo International Conference on Africa Development: TICAD)は、日本政府、世界銀行、アフリカ担当事務総長特別顧問室 (UN-OSAA) 、国連開発計画(UNDP)、アフリカ連合委員会(AUC)が共同で取り組むアフリカ開発のイニシアチブです。1993年に立ち上がり、世界銀行は2000年から共催者となっています。
2016年8月27日~28日にケニアの首都ナイロビで開催されたTICAD VIでは、「経済多角化・産業化を通じた経済構造改革の促進」「質の高い生活のための強靭な保健システム促進」「繁栄の共有のための社会安定化促進」という3つの主要テーマを中心に、アフリカの開発に向けて活発な議論が行われました。世界銀行は共催者として、この3つの主要テーマの策定・実施に深く関わりました。
世界銀行グループは、8月26日に以下のサイドイベントを開催しました。
9:00-13:00 | サブサハラ地域の農業・食糧の将来:これまでの進捗と今後 (於:Kempinski Hotel Villa Rosa) Future of Food in Sub-Saharan Africa: Reviewing Progress, Charting Next Steps 参考情報 西アフリカ農業生産性プログラム(WAAPP):日本開発政策・人材育成基金(PHRD) を通じた稲作セクター支援 |
午前 | *サブサハラ地域の持続可能な開発に向けた気候変動・防災強靭性の強化:気候・気象情報 が果たす役割 (於:Kempinski Hotel Villa Rosa) *Strengthening Climate and Disaster Resilience in Sub-Saharan Africa for Sustainable Development: Role of Climate and Weather Information |
13:00-16:00 | *アフリカの経済多角化における民間セクターの役割(於:KICC) *Role of the Private Sector in Africa's Economic Transformation |
16:00-18:00 | *Universal Health Coverage (UHC) in Africa (於:KICC) |
*招待者のみ |
最新情報
パートナーたちによるアフリカにおけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジの促進のためのフレームワークの公表: 世界銀行とグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)が240億ドルの支援を表明 2016年8月26日 ― 第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)に参加したアフリカ各国の元首・首脳およびパートナーたちは、アフリカにおけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)達成に向けた取組への決意を新たにしました。また、世界銀行と世界保健機関(WHO)は、日本政府、国際協力機構(JICA)、グローバルファンド、アフリカ開発銀行と共に、「アフリカにおけるUHC実現に向けた政策枠組み」を立ち上げました。続きを読む >> |
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第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)ロゴ発表 TICD VI 公式ウェブサイト:https://ticad6.net |
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TICADセミナーシリーズ第8回「第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)に向けて:課題と展望」 2016年7月13日 ― 8回目となる今回は、TICAD VI開催を1か月後に控え、過去のTICADにおける議論と成果、今回のTICADで議論される見込みの主要課題と展望について概観しました。続きを読む >> |
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TICADセミナーシリーズ第7回「西アフリカ地域のインフラ開発とビジネス機会:コートジボワールを中心に」 2016年6月10日 ― 7回目となる今回のTICADセミナーでは、西アフリカ地域、特にコートジボワールに焦点を当て、JICAが支援する「西アフリカ成長リング」マスタープラン策定状況、日本企業の視点から見た現況と今後の展望、世界銀行グループの取り組みについてご紹介しました。 続きを読む >> |
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TICADセミナーシリーズ第6回「リベリアの現況・課題と企業の社会的責任(CSR)の取り組み事例」 2016年5月9日 ― 本セミナーシリーズの第6回は、「リベリアの現況・課題と企業の社会的責任(CSR)の取り組み事例」と題し、リベリアにおいて森林保全と社会開発を主眼に置いた日本企業の社会的責任(CSR)の取り組みに焦点を当てました。続きを読む >> |
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TICADセミナーシリーズ第5回 「ケニアおよび周辺国のインフラ開発とビジネス機会」 2016年2月24日 ― 第5回目となる今回のTICADセミナーは、「ケニアおよび周辺国のインフラとビジネス機会」と題し、世界銀行グループのケニア事務所をテレビ会議でつなぎ、世界銀行および国際金融公社の現地スタッフ、日本企業・機関から、それぞれの取り組み状況や今後の課題などについてご紹介しました。続きを読む >> |
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TICADセミナーシリーズ第4回 「アフリカにおける土地利用計画と空間開発:都市の健全な成長に向けて」 2016年1月22日 ― TICADセミナーシリーズ第4回は、著書『最底辺の10億人』などのアフリカ経済・貧困研究で著名なポール・コリアー オックスフォード大学教授・同アフリカ経済研究センター所長をスピーカー(オックスフォードよりテレビ会議で参加)に迎え、「アフリカにおける土地利用計画と空間開発:都市の健全な成長に向けて」と題して開催しました。続きを読む >> |
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TICADセミナーシリーズ第3回「アフリカにおける気候変動への対策」 2016年1月13日 ― 第3回となるTICADセミナーシリーズでは、気候変動への適応と温室効果ガスの排出削減に向けて、先日パリで開催されたCOP21において、世界銀行グループが新たに発表した対アフリカ気候変動対策の概要や、国際協力機構(JICA)による気候変動に対するアフリカの強靭性向上のための取り組みをご紹介しました。続きを読む >> |
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TICADセミナーシリーズ第2回 「乳幼児の栄養改善:アフリカでの取り組み」 2015年12月4日 ― 第2回となる今回のセミナーでは、乳幼児の栄養不足改善について、世界銀行と日本のパートナーシップをご説明するとともに、国連WFPの取り組みをご紹介しました。続きを読む >> |
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TICADセミナーシリーズ第1回「モザンビーク大使と2016年TICAD(第6回アフリカ開発会議)を考える」 2015年10月7日 ― 在京アフリカ外交団TICAD委員会の中心としてご活躍されているベルミロ・ジョゼ・マラテ駐日モザンビーク共和国特命全権大使をお迎えし、TICADのアフリカ開催をふまえたアフリカと日本の新たなパートナーシップの可能性についてお話しいただきました。続きを読む >> |