2016年、アフリカ開発会議(TICAD)が開催されます。TICADは、アフリカの開発をテーマとする国際会議で、1993年以降日本政府が主催し、世界銀行も共催しています。第1回から第3回は東京で、第4回と第5回は横浜で開催されてきましたが、今後は3年に一度となり、来年初めてアフリカで開催される予定です。これに向け、世界銀行東京事務所では、TICADとアフリカ各国の課題と展望に関するセミナーシリーズを開催しています。
第2回となる今回のセミナーでは、乳幼児の栄養不足改善について、世界銀行と日本のパートナーシップをご説明するとともに、国連WFPの取り組みをご紹介しました。また、日本企業と市民社会が共同で取り組む「ガーナ栄養改善プロジェクト」の実施団体をお招きし、プロジェクトの最新状況、子どもの栄養管理の重要性、ソーシャルビジネスの展望などをお話いただきました。
プログラム(敬称略)
開会挨拶
塚越保祐 世界銀行駐日特別代表
講演
第一部 国際機関によるアフリカでの栄養改善
ジェヒャン・ソ 世界銀行信託基金・パートナーシップ(DFPTF)局長
「日本開発政策・人材育成基金(PHRD)、日本社会開発基金(JSDF)を通じたアフリカにおける栄養改善の取り組み」
ローレン・ランディス 国連WFP 栄養部部長
「国連WFPのアフリカにおける栄養改善の取り組みと政策-ガーナの事例を踏まえて」
当日の資料:WFP's Nutrition Interventions and Policies in Africa - including Ghana (PDF)
第二部 ガーナでの取り組み事例
鶴見和雄 公益財団法人プラン・ジャパン 専務理事/国際協力NGOセンター(JANIC)副理事長
当日の資料:「市民社会におけるガーナでの栄養改善」“味の素㈱との連携による「栄養改善プロジェクト」を通じて”
中尾洋三 味の素株式会社 CSR部専任部長
当日の資料:ガーナ栄養改善プロジェクトと ソーシャルビジネスの展望
アントニー・セドゥー 国際金融公社(IFC)業務担当官
閉会挨拶
稲場雅紀 市民ネットワーク for TICAD