世界銀行は、189か国が共同で運営する機関です。加盟国、つまり出資国の代表である総務会が世銀の最高意思決定機関となっており、総務は通常、各加盟国の財務相や開発相が務めています。総務会は世界銀行グループおよび国際通貨基金(IMF)とともに、年に一度年次総会を開催します。
総務会は25名の理事に特定の権限を委任しています。理事は世銀本部に常勤し、業務を遂行しています。5大出資国のフランス、ドイツ、日本、英国、米国が1名ずつ理事を指名し、その他の加盟国は20名の理事を選出します。
- 世界銀行グループ総裁は理事会の議長を務め、世銀全体の運営をつかさどっています。総裁は理事会で選出され、任期は5年です。
- 理事は世界銀行の理事会を構成しており、通常1週間に二度以上会合を持ち、貸付や保証、新政策、運営予算、国別援助戦略、借入・資金調達の承認に関する決定など、世銀の業務を監督しています。
世界銀行の日々の業務は、総裁、幹部、上級職員、およびグローバル・プラクティス、クロス・カッティング・ソリューションズ・エリア、地域、職務を担当する副総裁の指揮下で進められています。