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TDLC、ケニア・ナイロビでソマリア都市レジリエンスプロジェクト・フェーズIIのための市長フォーラムを開催

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東京開発ラーニングセンター(TDLC)は、SURP-IIの融資事業に対する技術支援の一環として、2023年5月15日から18日にかけて、本事業が支援をするソマリア6都市の市長級を含む事業担当者を招き、ケニア・ナイロビにて「ソマリア都市レジリエンスプロジェクト・フェーズII(SURP-II)の計画と投資プログラムに関する市長フォーラム」を開催しました。本フォーラムでは、日本を含む国際的な都市実務者・専門家による知見共有セッションや、6都市の市長や職員間での意見交換を通じて、脆弱性・紛争・暴力を背景に、中長期的な視点に立ったSURP-IIの投資計画、主に土地計画と都市計画、都市のインフラに関する投資計画、地方自治体のガバナンス、インフラとサービス、気候変動への適応、都市の洪水リスク管理、国内避難民(IDPs)の流入などに焦点を当てて議論を行いました。また技術的なセッションに加え、現地視察も行い、ナイロビの計画と予算の枠組みについて学ぶとともに、スラム改善の現場を視察し、ナイロビ市カウンティとの南南知見協力の機会ともなりました。

本フォーラムには、ソマリアの市長級、各都市の事業実施ユニット、連邦公共事業住宅省の事業調整ユニット、世界銀行のタスクチーム、10名以上の国際専門家など約40名が参加しました。日本からは元浜松市長の鈴木康友氏および中央大学の古米弘明教授が登壇しました。鈴木氏は、浜松市における社会包摂と都市の強靭化、また都市の投資の優先順位付けについて、古米氏は都市の洪水リスク管理についてそれぞれ講演しました。TDLCは今後も地域の世界銀行都市チームと協力し、都市開発に対する有効な知見共有、技術協力を推進していきます。