世界銀行法務総局は、法律を学ぶ意欲的な学生のみなさんに、インターンとして世界銀行、そして法務局の使命と業務に携わる機会を提供しています。世界銀行法務局インターンシップ・プログラムに参加することで、新しい視点、斬新なアイデア、最新の研究経験を世界銀行の日々の業務に役立て、多様な文化が共存する環境で働きながら法律面のスキルを向上させることが可能です。
本プログラムの目的は、法務局の職員と緊密に協力しながら、世界銀行の日々の業務を直接体験していただくことにあります。チームの一員として、優秀で刺激となる開発専門家やシニア・マネジメントと働くことで、法務局が提供する法務サービスに貢献し、インターンシップ期間中に開催される注目度の高いイベントや会議に参加する機会が得られます。
世界銀行法務局インターンシップ・プログラムは、ワシントンDCの世界銀行本部と特定の国の現地事務所で、年3回、最長3カ月間にわたり提供されます。対象は、法学部・法学研究科に在籍中の学生です。
法務局インターンの要件:
- 国際復興開発銀行(IBRD)加盟国の市民権を保有していること
- インターンシップ期間中に、LLB、JD、LLM、SJD、PhD、または同等の法学系学術プログラムに在籍していること(例:夏季サイクルに応募する場合、6月から8月までの期間、要件である法学系学術プログラムに在籍していること)
- 英語に堪能であること
上記のすべての要件を満たしていれば、法務局インターンに応募する資格があります。 第二外国語を習得していれば有利です。IBRDの公式言語であるアラビア語、中国語、フランス語、ロシア語、スペイン語のいずれかを習得している場合は、特に有利になります。
資格を満たしている限り、米国または米国外のいずれに拠点があるかを問わず、応募は公平に歓迎されます。
応募期間
夏季インターンシップ・プログラム:応募受付期間は12月1日から12月31日です(インターンシップ期間は、大半の方のニーズを考慮して通常は6月から8月の10〜12週間)。法律プログラムに在籍中で、夏の間、世界銀行でフルタイムの専門的な経験を積む絶好の機会です。
秋季インターンシップ・プログラム:応募受付期間は4月1日から4月30日です(インターンシップ期間は、大半の方のニーズを考慮して通常は9月から11月の間の10〜12週間)。フルタイム、パートタイム、または夜間の法律プログラムに在籍しながら、学外での業務経験プログラムとして、世界銀行で専門的な経験を積む絶好の機会です。米国国土安全保障省の規則に従い、在学中OPTによる就労を許可された学生は、学期中にパートタイムで週20時間まで働くことができます。
春季インターンシップ・プログラム: 応募受付期間は9月1日から9月30日です(インターンシップ期間は、大半の方のニーズを考慮して通常は3月から5月の間の10〜12週間)。フルタイム、パートタイム、または夜間の法律プログラムに在籍しながら、学外での業務体験プログラムとして、世界銀行で専門的な経験を積む絶好の機会です。米国国土安全保障省の規則に従い、在学中OPTによる就労を許可された学生は、学期中にパートタイムで週20時間まで働くことができます。
すべての応募書類は、それぞれの応募受付期間内に提出しなければなりません。
現地事務所でのインターンシップ:現地事務所でのインターンシップは、法務局により、法務局所属の弁護士が駐在する現地事務所に限定されています。
応募方法:
以下の書類を、こちらのリンク(英語)から提出してください。
- 履歴書
- 志望動機(Sol)
- 法学課程在籍証明(LLB、JD、LLM、SJD、PhD、または同等の学位)および学業成績証明書
- 応募受付期間 に法務局が提示した研究課題に関する質問への回答となる小論文
インターンの役割:
インターンは、以下の通り、インターンシップ・プログラム期間中に発生するさまざまな職務に従事する可能性があります。
- 監督者となる弁護士の指示の下、さまざまな法務上の任務を遂行する
- 既存の法務記録やその他の情報源(例:インターネット、イントラネット、その他のデータベースを用いたコンピューター上での検索)を使用して、指定された事案についての調査を実施し、情報を分析して調査結果を要約する
- 特定の分野におけるさまざまな事案について法務面の比較分析を実施し、法務・政策上の課題を特定し、関連する判例を調査し、適切な解決策を提案する
- 監督者である弁護士とともにタスクチーム/プロジェクトチームに参加する
- 会議・協議の準備・企画を補佐する
- 監督者である弁護士の要請により単発の職務を遂行する
追加情報
ビザ:世界銀行法務局インターンシップ・プログラムに参加する学生は、教育機関がスポンサーである有効な学生ビザ書類を保有していなければなりません。世界銀行は、例外的なケースにおいてのみ、世界銀行法務局インターンシップ・プログラム参加者のビザ取得を支援します。
経費:世界銀行が、世界銀行法務局インターンシップ・プログラム参加者に、料金または金銭的な報酬を支払うことはありません。 ただし、世界銀行法務局インターンにはそれぞれ、世界銀行グループの方針と基準に従い、(i)大学またはその他のスポンサー組織によって支払われ、世界銀行が認める料金または金銭的な報酬、または(ii)世界銀行の報酬体系に相当する学業単位、の形で報酬を受け取らなければなりません。したがって、世界銀行法務局インターンシップ・プログラムに参加する学生は、インターンシップ期間のために適切な資金源を確保する必要があります。
医療保険:世界銀行法務局インターンは、各自で医療保険に加入し、インターンシップ期間中に事故や病気にかかった場合の費用を負担し、有効な医療保険に加入していることを証明しなければなりません。
選考プロセス:世界銀行法務局インターンは、競争による選考プロセスを通じて選出されます。 世界銀行グループは、機会均等雇用者です。
参加者研修:世界銀行法務局は、夏季、秋季、春季の各インターンシップ・プログラム開始にあたり、参加者のための簡単な研修を実施します。
パフォーマンスの評価:世界銀行は、世界銀行法務局インターンシップ・プログラム参加者のパフォーマンスに関する評価を提供しません。
世界銀行法務局インターンシップ・プログラムに応募または参加することは、プログラム修了時に世界銀行での雇用を約束または保証するものではないことに留意してください。
多様性、公正性、包摂性へのコミットメント
世界銀行グループは、極度の貧困撲滅と居住可能な地球での繁栄促進という使命を掲げるグローバルな組織であり、機会均等で包摂的な雇用主として献身的かつ情熱的な職員を擁していることを誇りに思っています。我々は、業務と職場における多様性、公平性、包摂性を育み強化することに力を注いでいます。我々は、誰もが大切にされ、違いが尊重・称賛され、すべての人が機会と公平な待遇を享受できる職場づくりに励んでいます。包摂的な職場環境とは、職員が偏見や不寛容にさらされることなく、自らの可能性を最大限に発揮できる環境です。我々は、すべての職員が世界銀行グループの職員として評価されていると感じ、キャリアを通じて公平で敬意ある待遇が保証されることを徹底しています。我々は、性別、性自認、宗教、人種、民族、性的指向、障害に基づく差別を含め、いかなる形態の差別も一切容認しないという方針を掲げています。世界銀行の価値観や励みとなるエピソードなど、世界銀行で働くことについての詳細はこちらを、世界銀行グループにおける多様性、公平性、包摂性の詳細については、こちらをご覧ください。