世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)は、世界銀行東京防災ハブと共催で、防災グローバル・ファシリティ(GFDRR)の「気候変動に対する強靭性のためのネイチャーベースソリューションに関するグローバル・プログラム(GPNBS)」協力の下、2023年2月20日から2月24日まで、「気候変動に強靭なネイチャーベースソリューション(NbS:自然の力を活用した解決策)」に関する都市開発実務者向け対話型研修(TDD)を対面で開催します。
気候変動による影響はますます強く頻繁になってきており、世界中の都市やコミュニティが苦しんでいます。さらなる気候の変化や生物を保護する生態系の継続的な喪失により、経済的損害や社会不安が生じ、開発の取り組みが損なわれるなど、強靭性をめぐる課題は今後増えていくことが予想されます。急速な都市化と人口の高密度化により、都市は多くの気候リスクにさらされており、強靭性を高めるソリューションを必要としています。ネイチャーベースソリューション(NbS)は、自然の資源やプロセスを活用してインフラやサービスを提供し、コミュニティ、環境、地域経済にコベネフィットをもたらしながら、強靭性を高めるアプローチです。
本TDDでは、計画立案、コミュニティ・エンゲージメント、資本の動員、都市の強靭性を高める包括的な対策など、都市や河川環境におけるNbSの企画と実施に関する様々な側面を探求していきます。NbSの構造的学習の場として、費用対効果、持続可能性、生物多様性の回復のため、どのように強靭性を構築できるのか、参加者の理解を促進します。