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TDLC、日本の都市専門家がダルエスサラームでのグリーンインフラに関する対話促進に貢献

タンザニア政府では、大統領府地域行政・地方自治局を中心に、インフラの「グリーン化」、つまり気候変動の影響を緩和するためにインフラをどのように設計すればよいかを考えるイニシアチブ「GREEN Dar」を導入しています。2022年7月28日、世界銀行は「気候変動に強いダルエスサラームを目指すインフラ緑化ワークショップ」を開催しました。本ワークショップは、気候変動により都市がさらに発展し、降雨や気温のパターンが不安定になる将来を見据えて、タンザニア政府と世界銀行が協力することになったものです。

ワークショップには、政府関係者、エンジニア、学術機関のメンバーなど、現地の様々な都市関係者が参加しました。TDLCは技術協力の一環として、公共空間強化のセッションにおいて、グリーンインフラ整備における関係者調整に関する見識を共有できる日本の専門家を紹介しました。東洋大学の志摩憲寿教授は、二子玉川の豊かな水辺を活かした施設整備の事例を紹介し、二子玉川公園における雨水管理とランドスケープデザインに焦点を当てました。また、多摩川沿いの堤防強化についても触れました。タンザニアの参加者からは、土地の所有権や公園の運営・管理スキームについて質問が相次ぎ、日本からの事例について学ぶことができました。

TDLCは今後もこのような交流を支援し、日本の都市に関する知識の共有が有益となる世界銀行の業務を支えていきます。

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二子玉川公園の眺め