Skip to Main Navigation
BRIEF 2024年8月1日

TDLC、横浜で開催された「シティネット・ベンチマーキング・イニシアチブ」に参加

Image


住みやすい都市づくりは持続可能な開発目標(SDGs)を達成にもつながります。都市は、廃棄物管理、交通渋滞、震災、洪水、インフォーマルな居住区など、多くの課題に直面しています。高所得国も例外ではなく、高齢化、インフラの老朽化、気候問題などの課題に対応する必要があります。こうした多角的な課題解決においては、異なる視点で取り組みを行う多様なステークホルダーを巻き込むことが重要です。

2024年7月22日から26日にかけて、韓国からソウル特別市とシティネット事務局を含む12名の代表団が横浜市を訪問しました。訪問はSDGsのローカライズにおける横浜市の知見に学び、知識交換することを主な目的としており、世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)はスピーカーの一人として招かれました。TDLCの田邊信知識管理官はTDLCのプログラムを紹介とともに、都市開発実務者向け対話型研修(TDD)で視察などを行なった京都の雨庭、福岡の警固公園、横浜の洋光台など、TDLCのパートナー都市の優れた事例を紹介しました。

田邊はSDGs達成に向けたステップとして、都市開発経験や実践的な知識の共有の必要性について述べ、高齢者、子ども、障がい者、外国人など多様なステークホルダーとの関わりが、都市の住みやすさを向上させるためのさまざまな課題を認識し、共に解決策見出していく上で重要であると強調しました。

TDLCは約20年にわたり、都市間のナレッジエクスチェンジ(知識交換)を促進し、持続可能な都市環境を育むための貴重な知見を蓄積してきました。TDLCはイベントなどを通じて、日本や世界の模範となる都市開発の実践を共有し、SDGsの達成に向けた都市の取り組みを支援していきます。

Image