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プレスリリース2024年12月6日

世界銀行グループ、過去最高となる1,000億ドルのIDA増資を発表

韓国、ソウル、2024年12月6日 — 世界銀行グループは本日、国際開発機関(IDA)に過去最高となる1,000億ドルの増資を行うと表明した。世界銀行は、世界の開発にとって極めて重要な意味を持つ今回の増資とともに、IDAをよりシンプルで迅速かつ機敏な組織とするため、 政策コミットメントと各種の指標の数を半減し、支援対象国が優先順位を付けて開発に取り組む自由度を高める。

本日の発表は、1年にわたり進められてきた増資会合の結果として、アジェイ・バンガ世界銀行総裁が、ドナー、支援対象国、ステークホルダー、パートナーに宛てた公開書簡で祝意が表明された。書簡には、この大幅な増資を活用して、変革的な成果を上げるためのビジョンが示されている。[書簡全文を読む]

主なポイント:

  1. 過去最大の資金調達:IDA第21次増資(IDA21)のプレッジ総額は237億ドル。レバレッジ後は1,000億ドルの資金調達。
  2. ドナーによるリーダーシップ:ドナー17カ国が 自国通貨建てで拠出額を25%以上増額し、10カ国が40%以上増額。
  3. 業務の簡素化:IDA21は政策要件を大幅に減らし、重複する指標を1,100から500へと半分以下に削減。
  4. 幅広い参加:59カ国がIDA21に拠出を表明。
  5. 世界規模のインパクト:今回の増資は支援対象の78カ国による保健、教育、インフラ、気候変動への強靭性に対する投資を可能にするとともに、経済の安定化、雇用創出、長期的繁栄の基盤構築を支援。

過去最高規模のIDA増資は、国際社会が確固たる信念の下で低所得国における貧困削減と強靭性強化に取り組んでいることを示している。また、世界各国の数百万人に機会を創出し、生活を改善するソリューションを提供するという世界銀行グループのコミットメントを明確にするものである。

IDAについて
世界銀行の国際開発協会(IDA)は、世界の78の低所得国を支援する基金として、世界のドナー国からの最大規模の開発資金援助を提供している。各国での経済成長促進、強靱性強化、人々の生活向上のためのプロジェクトに譲許的融資を提供しており、資金の3分の2以上がアフリカ地域の低所得国向けである。 IDAの資金は、IDA支援対象国に暮らす19億人の人々の生活を改善している。IDAは1960年以来、115カ国に5,330億ドルを提供してきた。現在の78の借入国の内訳は、サブサハラ・アフリカ地域40カ国、東アジア・太平洋地域14カ国、南アジア地域6カ国、ヨーロッパ・中央アジア地域カ国、ラテンアメリカ・カリブ海地域8カ国、中東・北アフリカ地域3カ国である。

お問い合わせ

ワシントン:   Meriem Gray, +1 (202) 294-9606, mgray@worldbank.org

                        David Young, +1 (202) 250-0395, dyoung7@worldbankgroup.org

映像関連: Kristyn Schrader-King, +1 (202) 560-0153, kschrader@worldbank.org

東京:開裕香子 +81 (3) 3597 6650, yhiraki@worldbankgroup.org

 

ウエブサイト: https://ida.worldbank.org/ja/replenishments/road-to-IDA21

フェイスブック:  facebook.com/WorldBankTokyo

X(旧ツイッター):  twitter.com/worldbanktokyo

 

NEWS RELEASE NO.: 2025/047/DFI

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