世界銀行モーニングセミナー（第159回）「世界銀行開発インパクト評価グループ（DIME）の取り組み：ガバナンス・制度構築分野を中心に」

世界銀行開発経済総局（DEC）の開発インパクト評価グループ（DIME：Development Impact Evaluation）では、開発政策の革新、極度の貧困の撲滅、繁栄の共有の促進を後押しするために、質が高く、かつ業務の遂行に役立つデータと分析を提供しています。DIMEでは、カスタマイズされたデータとエビデンスに基いて、実行可能な情報を提供し、結果を最大化しうる政策の提案を支援しており、60カ国において200機関・団体と連携し、1800万ドルの予算規模で180億ドル相当の開発金融をレバレッジする調査研究活動を展開しています。

今回のモーニングセミナー（第159回）では、2023年世界銀行グループ日本人職員採用プログラムのポジション（JPO-1：開発インパクト評価）の採用マネージャーでもあるダニエル・ロガー世界銀行開発経済総局（DEC）開発インパクト評価グループ（DIME）上級エコノミストと、マリア・ルース・ジョーンズ同グループ調査担当上級エコノミストが、ガバナンス・制度構築分野を中心に、DIMEグループによる開発インパクト評価の取り組みをご紹介しました。

<2023年世界銀行グループ日本人職員（日本政府が支援するジュニア・プロフェッショナル・オフィサー（JPO）とミッドキャリア（MC））募集＞

世界銀行グループは、2023年3月10日から、日本政府が支援するジュニア・プロフェッショナル・オフィサー（JPO）とミッドキャリア（MC）ポジションの募集を開始いたします。JPOとMCのいずれのプログラムも、最初の2年間の勤務期間を日本政府が支援し、その後、勤務評価に基づき1年延長が可能です。またさらにその後、世銀の正規職員となる可能性があります。今回募集されるポストの詳細と応募方法は、以下のウエブページをご覧ください。

www.worldbank.org/jpdfsp2023

日時

2023年3月24日（金）午前8時～午前9時（日本時間）

スピーカー

ダニエル・ロガー
世界銀行開発経済総局（DEC）開発インパクト評価グループ（DIME）ガバナンス・制度構築リサーチプログラムマネージャー上級エコノミスト

ポリティカルエコノミー、制度・公共経済が専門。公共サービスを効果的に提供しうる組織を構築する方法に関する研究に従事。世界各地の行政機関と連携し、大規模な調査研究を実施している。ユニバーティー・カレッジ・ロンドン（UCL）で経済学博士号、ケンブリッジ大学で経済学修士号、ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン（UCL）で経済学学士号を取得。世界銀行入行以前は、ナイジェリア大統領府エコノミスト、英国国際開発省アソシエイトリサーチャー、財政学研究所PhDスカラーを歴任。

マリア・ルース・ジョーンズ
世界銀行開発経済総局（DEC）開発インパクト評価グループ（DIME）調査担当上級エコノミスト

DIMEグループでは、DIMEチーム内でのデータの質の拡大と規格化をすすめるDIME Analyticsを主導。研究手法、農業技術適応に関する研究が専門。現在は、ルワンダにおける大規模な農村インフラプロジェクトのインパクトに関する調査業務に従事。DIMEグループが年に1回実施している Manage Successful Impact Evaluation コースやDIME Wikiの創設・運営を担当。2009年、世界銀行入行、2012年以降はワシントンの本部に所属している。2009年から2011年までマラウィに駐在し、農業・食糧安全保障省と連携してインパクト評価プログラムを担当。ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題研究大学院（SAIS）で国際関係学・開発経済学修士号、アマハースト大学で経済学学士号を取得。

発表資料

DOING DEVELOPMENT DIFFERENTLY （英語、PDF）

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