Skip to Main Navigation
 イベント

クリエイティブ都市イベントシリーズ

2022年3月2日

東京

Image

クリエイティブ都市イベントシリーズ:2021年9月〜2022年4月 

  • 創造性とイノベーションは、世界の都市を再構築する原動力のひとつです。新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、人々はこれまで以上に都市、地域、コミュニティの概念を再考しています。クリエイティブな産業と資産による都市空間の形成は、都市を再構築する際に新しい触媒となります。適切な環境が整っていれば、これらの新たなアプローチによって、将来的に地域経済や社会の成長動力となり得るクリエイティブ都市を構築することができます。それが無形経済へのアクセスの機会をつくり、都市空間の変化とも連動することで、都市の競争力の新たな源泉となります。世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)では、新しい都市開発の一環として、「クリエイティブ都市」という新しい概念を探ります。

    TDLCは、2021年9月から2022年4月にかけて、「クリエイティブ都市イベントシリーズ」を開催します。このイベントシリーズは、世界銀行が2021年夏に発行した2つの報告書(世界銀行がUNESCOとともに発表した「都市、文化、創造性:持続可能な都市開発と包括的成長のための文化と創造性の活用」と、TDLCが発行したケーススタディ「京都:クリエイティブ都市(都市の競争力と包摂的な都市変容のための創造性の活用)」)の紹介も兼ねています。TDLCのケーススタディは、京都の2つの異なる地域の特徴やナラティブを紐解いていきます。今回のイベントでは、都市の変容と経済活動の向上においてクリエイティブ・スペースが果たす役割を探ります。

    このイベントシリーズは、日本の都市分野の実務者やクリエイティブな才能を持つ方々からも広く参加者を募り、創造性がどのように経済、都市空間の変容、そして包摂性に影響を与えるかについて自由に議論できる場となることを目指しています。また、様々な形の創造性がどのように都市の可能性を引き出してきたのか、その背景にある要因は何か、他の都市がそれをどのように適用できるのかについて、参加者が日本や他国の経験から学ぶ機会となります。

  • 2021年9月16日(木)午前9時〜午前10時(日本時間)

    「都市、文化、創造性」レポート発表イベント

     

    新型コロナウイルス感染症後の都市を、クリエイティブ・コミュニティを活用してどのように再考することができるでしょうか?クリエイティブ都市イベントシリーズ」の第1回目となる本イベントでは、世界銀行とUNESCOの専門家を招き、この感染症流行の中でどのような意見を持っているのか議論しました。当日は、世界のクリエイティブ・コミュニティの影響を分析している専門家を交えて、都市、文化、創造性の枠組みや関係についてオープンな議論を展開しました。

    録画は下記のリンクからご覧ください。

    プログラム

    「都市、文化、創造性:持続可能な都市開発と包括的成長のための文化と創造性の活用」

    登壇者
    アーメド・エイワイダ
    世界銀行 文化遺産と持続可能な観光 グローバル・コーディネーター

    討論参加者
    ビクター・ムラス
    世界銀行 上級都市専門官 兼 TDLCチームリーダー

    アヤ・マフジューブ
    世界銀行 ラテンアメリカ・カリブ地域 上級都市開発専門官

    ディミトリ・シヴァエフ
    世界銀行 欧州・中央アジア地域 都市専門官

    吉田礼子
    国連教育科学文化機関 事業ステークホルダーユニット長

    モデレーター
    三木はる香
    世界銀行TDLC 業務担当官

    *順不同、敬称略。

    録画

    英語:https://www.youtube.com/watch?v=qNnqWqz4OTo
    日本語:https://www.youtube.com/watch?v=XsEhSZYkHKg

  • 2021年11月9日(火)午後4時~午後5時(日本時間)

    京都:クリエイティブ都市」レポート発表イベント

     

    都市におけるクリエイティブネイバーフッドやクリエイティブスペースは、長きにわたって文化やイノベーションを創り上げてきました。こういった空間は、創造性を刺激することで、経済成長や社会発展の原動力ともなります。「クリエイティブ都市シリーズ」の第2回となる本イベントでは、京都市を事例として取り上げました。国連教育科学文化機関(UNESCO)文化遺産や伝統にあふれる京都市は、多くの芸術家や起業家、スタートアップ企業の活動拠点にもなりつつあります。

    本イベントでは、地域やコミュニティの変革におけるクリエイティブネイバーフッドや空間の役割を検証しました。クリエイティブスペースは、どのようにクリエイター、メーカー、起業家や芸術家の連携を促すのでしょうか。京都のどのような魅力がクリエイティブ人材や起業家を惹きつけるのでしょうか。本イベントでは、京都におけるクリエイティブスペースの創設者を迎え、議論しました。

    録画は下記のリンクからご覧ください。

    【プログラム】

    開会の挨拶

    土橋聡憲 
    京都市 観光政策監

    プレゼンテーション: 京都市 - 都市の競争力と包摂的な都市変容のための創造性の活用

    ビクター・ムラス
    世界銀行 上級都市専門官 兼 TDLCチームリーダー

    三木はる香
    世界銀行TDLC 業務担当官

    パネルディスカッション

    諏訪光洋
    Loftwork 代表取締役社長

    牧野成将
    Monozukuri Ventures 共同設立者 兼 CEO

    モデレーター

    ビクター・ムラス
    世界銀行 上級都市専門官 兼 TDLCチームリーダー

    ジェームズ・リー
    世界銀行TDLC 知識管理官

    ※順不同、敬称略。

    録画

    英語: https://youtu.be/zgQ0Lyj0zYQ
    日本語:https://youtu.be/1bOpP0ACmLY

  • 2022年3月2日(水)午後4時~午後5時10分(日本時間)

    地域発展のための芸術祭
    芸術祭は地域を観光と創造性に満ちた活気ある拠点に変えることができるのか

    現在、瀬戸内海の島々は、世界中の芸術愛好家にとって象徴的なランドマークとなっています。しかし1990年当時の瀬戸内海の島々は、人口減少と不況に悩む工業地帯でした。現在では、瀬戸内国際芸術祭が変革を促す重要な触媒となり、環境持続性との調和を図りながら、洗練された芸術愛好家や観光客が絶え間なく訪れています。そして10年前には、新潟での越後妻有アートトリエンナーレがまた新たな日本の農村地域を拠点に開催されました。これは、瀬戸内国際芸術祭をモデルにした取り組みです。

    瀬戸内や越後妻有の事例は、適切な手法を用いることにより、芸術祭が不況や脆弱性を抱える地域の発展にとって強力なツールとなり得ることを示しています。そこで、今回のセミナーでは、芸術祭を地域発展のためのツールとして活用する方法を探るため、瀬戸内や越後妻有といった代表的な芸術祭の仕掛人であり、日本で20年以上にわたって芸術主導の地域活性化に取り組んできた北川フラム氏からお話を伺いました。また、世界銀行が、北川氏やスリランカ政府と協力してこの芸術祭の手法をスリランカで運用した際の経験をもとに、海外でどのようにこの手法を適用できるかについて探りました。

    録画は下記のリンクからご覧ください。

    【プログラム】

    プレゼンテーション: 芸術が切り開く地域の可能性

    北川フラム
    アートフロントギャラリー 代表

    パネルディスカッション:スリランカのクリエイティブ産業と地域経済発展を本格化させるために

    ヤリッサ・リンドー・ソマー
    世界銀行 上級都市専門官

    ビクター・ムラス
    世界銀行 上級都市専門官 兼 TDLCチームリーダー

    モデレーター

    ビクター・ムラス
    世界銀行 上級都市専門官 兼 TDLCチームリーダー

    ※順不同、敬称略。

     

    【録画】
    英語:https://youtu.be/NLT_iUD5aR8
    日本語:https://youtu.be/t7KY6guSJ2E

シリーズ#3イベント詳細

  • 日時: 2022年3月2日(水)午後4時~午後5時10分(日本時間)
  • 形式: オンライン(Zoom)
  • 言語: 英語・日本語(同時通訳あり)
  • お問合せ: 東京開発ラーニングセンター(TDLC) 広報担当 
  • tdlc_pr@worldbank.org