G20大阪サミット(2019年)で採択された、質の高いインフラ投資に関するG20原則に基づき、世界銀行と日本政府は、「質の高いインフラ投資(QII)パートナーシップ」を締結しました。このパートナーシップは、途上国におけるインフラ開発の質の向上に向け、QIIに関する啓発活動の強化などを主な目的としています。
このような背景から、世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)は、質の高いインフラ投資(QII)パートナーシップとともに、福岡市の効率的な水管理と、富山市のコンパクトシティ開発の取り組みを、経済効率とインフラガバナンスの観点を通じて紹介する事例集を発表しました。
今回のオンラインイベントでは、当事例集の作成に携わった世界銀行の都市開発専門家が、事例研究から得た知見を共有するとともに、国内外の政府関係者や都市開発実務者が、現地のプロジェクトにおいてどのように質の高いインフラ投資の原則を開発途上国の現場において実践できるかについて議論しました。