今年10月22日から7日間、安部首相が中央アジア5か国(カザフスタン、キルギス共和国、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン)を訪問した際、日本の企業・団体・大学など50社・団体が同行し、3兆円超の事業創出を目指すイニシアティブが発表されるなど、中央アジア5か国におけるビジネス機会の可能性について日本でも大々的に報じられました。これら5か国に対し、政府に融資・助言・技術協力を提供する世界銀行と、民間案件への投融資を行う国際金融公社(IFC)で構成される世界銀行グループでは、過去20年に渡って生活の質向上や経済成長の促進のための支援を提供してきました。
2015年12月10日、カザフスタン・アルマティの世界銀行グループ中央アジア地域事務所に駐在し、中央アジア5か国における世界銀行グループの取り組みを統括するサロージ・クメール・ジャー世界銀行中央アジア担当局長、ナビーン・ハサン・ナクビ世界銀行カザフスタン事務所プログラムリーダー、、モアザム・メカン国際金融公社・中央アジア地域担当マネージャーをスピーカーとしてビジネスセミナーを開催しました。3名はアルマティからテレビ会議にて参加し、中央アジア5か国の経済成長、貿易、自然資源などの分布状況、雇用機会創出の現状と課題、エネルギー、鉱物資源、アグリビジネス、サービス業などの視点からみた地域協力の可能性や、世界銀行グループの取り組みの現状と今後の展望、日本企業にとってのビジネス機会などをご説明しました。
世界銀行グループでは、各国事務所をテレビ会議で接続し、スタッフが現地からセクター等の課題や展望、日本企業にとってのビジネス機会などをご紹介するテレビ会議によるビジネスセミナーを今後、随時開催する予定です。日程や開催概要が決まりましたら、世界銀行東京事務所ウェブサイトにご案内を掲載する他、定期的に発行するeニュース「世銀ビジネスアップデート」でもご紹介しています。詳しくは、世界銀行東京事務所・大森 komori@worldbankgroup.org までご連絡ください。
プログラム
開会挨拶
塚越保祐 世界銀行グループ駐日特別代表
プレゼンテーション
サロージ・クメール・ジャー
世界銀行中央アジア担当局長
ナビーン・ハサン・ナクビ
世界銀行カザフスタン事務所プログラムリーダー
モアザム・メカン
国際金融公社(IFC)中央アジア地域担当マネージャー
当日の資料: Central Asia - More Than the Sum of its Parts (PDF)
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