2022年7月1日より現職。経済および開発の専門家として30年以上の経験を有し、26カ国を対象に実施中の381件のプロジェクト（総額810億ドル）に加え、最新の分析、技術協力、政策助言などの多岐にわたるプログラムを統括。

アフリカ地域の経済、社会、人々の強靭性強化に向けて、クリーンエネルギーへのアクセス拡大、清潔な水と衛生へのアクセスにおける格差の解消、学習成果の向上、女子生徒の就学率の維持、デジタル技術へのアクセスと活用の促進に優先的に取り組む。各国が複雑な開発課題を解決し、大規模なインパクトを実現できるように他の開発関係者とのパートナーシップを積極的に促進。

現職就任前は、コーポレート戦略イニシアティブ担当副総裁として、業務担当専務理事や業務部門・コーポレート部門と連携し、世界銀行の業務遂行とインパクト強化のための優先イニシアティブに取り組む。2016年4月から2021年8月まで東アジア・太平洋地域担当副総裁として、高所得国入り間近の国から中所得国、低中所得国に至るまで、23の多様な途上国への支援を統括。

東アジア・太平洋地域に加え、2001～06年には世界銀行のナイジェリアにおける経済業務を担当し、2007～09年にはルワンダ担当マネージャーを務めるなど、アフリカでの経験も豊富。

世界銀行グループの業務に精通し、債務とマクロ経済の強靱性、経済競争力の強化と成長のための改革、財政分権化といった分野での豊富な経験を有する。受益者の声に耳を傾け、被援助国と国民にとって望ましい結果を出すことを最優先に取り組んでいる。

農村開発、インフラサービスの提供と資金調達、気候変動への強靱性と緩和、人的資本の開発、開発に資する都市化の潜在性活用といった幅広い開発課題に取り組む。民間セクター、市民社会、他の国際機関等と強固なパートナーシップを構築し、多様なステークホルダーを共通の目標達成に向けて動員してきた。

ヤング・プロフェッショナルとして入行。ガーナ大学で経済学と統計学の学士号、カナダ・オンタリオ州のクイーンズ大学で経済学の修士号と博士号を取得。ガーナ国籍。

X（旧ツイッター）： @VictoriaKwakwa.