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BRIEF 2025年4月25日

サウジアラビアのアルウラ王立委員会がTDLCを訪問

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TDLCを訪問したRCAのメンバーとの集合写真
 


ユネスコ世界遺産であるへグラ遺跡や古代都市などを擁するアルウラは、サウジアラビアで最も人気のある観光拠点です。アルウラ王立委員会(Royal Commission for AlUla, RCA)は、そのアルウラの文化遺産を保護しながら、持続可能な開発を目指しています。

 2025年4月17日、RCAの代表者6名は東京開発ラーニングセンター(TDLC)を訪問し、TDLCのチームリーダーであるクリストファー・パブロおよび知識管理官の田邊信と会談しました。

 TDLCでは京都市とパートナーシップを組むなど、歴史や文化の保存と持続可能な都市開発の分野においても、さまざまな知見共有活動を行ってきました。新潟県の「大地の芸術祭」をモデルにした地域型芸術祭の英文レポート「コミュニティ主導のサイトスペシフィック芸術祭による地域活性化:越後妻有の事例」の発行もその一つです。

 TDLCを訪れたRCAのメンバーは、これまでにTDLCが取り組んできた文化遺産保全と持続可能な開発に関連した研修などについて説明を受け、当日TDLCにて実施されていた自治体財政に関する都市開発実務者向け対話型研修(テクニカルディープダイブ:TDDs)を視察しました。TDLCは過去の研修からの教訓として、個々の施設を集積することで観光価値を高めることが可能であること、自治体や地元のスタートアップ企業、コミュニティがそうした地区再生のアクターとして位置付けていくことが重要であること、そしてこうした地区の変革において市民参画を促していくことも重要であることを指摘しました。 

両者は今後、さまざまな知見共有の機会を模索していきます。

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RCAのメンバー(右)との会談の様子