福岡市は世界的に見ても最も住みやすい(リバブル)都市の一つです。様々な住みやすさや生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)の指標でも常に上位にランクされています。博多祇園山笠といったお祭りや、豊かな食、成熟した文化も魅力です。大濠公園のような美しい公園があり、市民は自然を身近に感じながらアウトドア・アクティビティを楽しむことができます。また、国際化が進む福岡市は、海外からの駐在員や留学生の数も増えており、多様性豊かで開かれた街でもあります。リバブルな都市は磐石な基盤整備と革新的な都市ビジョンのおかげで実現されています。
世界銀行 東京開発ラーニングセンター(TDLC)は、2018年から福岡市とパートナーシップを提携し、多岐にわたる分野で協力し、知見共有活動を行っています。特に下水道の分野においては、福岡市道路下水道局から大きな支援を得ています。
2025年3月14日、福岡市道路下水道局の天本俊明局長および幹部がTDLCを訪れ、これまでの下水道、浸水対策、気候変動分野での協力を振り返りました。
福岡市は、インド共和国アーメダバード市における下水道管理システムの改善に係る技術協力のほか、2024年2月には都市における持続可能な水利用に関する都市開発実務者向け対話型研修(テクニカルディープダイブ、TDD)を開催し、世界銀行の融資プロジェクトの国や都市に対して、市の優れた水管理の知見共有を行いました。さらに、2024年12月の都市と気候変動に関するTDDにおいても、市の気候変動対応策について講義や視察で協力しています。
天本局長とTDLCは、今後もさらなる対話型研修や技術協力、海外でのワークショップ等への参加、ケーススタディの執筆など、包括的で国際的な協力を進めることについて合意しました。