ワシントン、2020年3月2日—クリスタリナ・ゲオルギエバ国際通貨基金(IMF)専務理事とデイビッド・マルパス世界銀行グループ総裁は本日、以下の共同声明を発表した。
「IMFと世界銀行グループは、加盟国が新型コロナウイルス(COVID‐19)による人や経済への悪影響に対応できるよう支援を行う態勢にあり、保健制度が特に脆弱であり国民の脆弱性が深刻な貧困国を優先対象とし、国際機関や各国政府と緊密に協力している。
IMFと世界銀行グループは、緊急の資金調達、政策助言、技術協力等の手段を可能な限り最大限活用していく。特に、緊急に資金を提供できる仕組みを活用して各国の広範なニーズに対応できるよう支援する。各国の健康監視・対応システムの強化は、今回だけでなく、将来の疾病の流行を封じ込めるために極めて重要である。
国際協調は、COVID‐19がもたらす健康と経済への影響への対処に不可欠である。IMFと世界銀行グループは、加盟国の人々から期待されている支援を確実に提供していく所存である。」