ワシントン、2020年2月3日—世界銀行グループは本日、中国で流行拡大中の新型コロナウイルスについて以下の声明を発表した。
世界銀行グループは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、感染国を支援し、感染封じ込めと被害軽減に向け実施中の緊急措置に充当するため、ただちに動員可能な財源と専門知識・人材について確認中です。
我々は全ての国に対し、今回そして将来的な感染の拡大を封じ込めるために不可欠な措置として、健康状態・環境の監視・対応システムの強化を呼びかけています。また、国際的なパートナーとの緊密な協力により、各国がこの「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を乗り切ることができるよう、国際社会としての支援を迅速に行っていきます。
更に、今回の危機がより広義な経済・社会面にもたらす影響についてもモニタリングを続けると共に、経済の強靭性維持を含む中国による対策を支援しています。世界銀行グループは、今回のような世界規模の緊急事態の場合、最貧国や最脆弱国が最も甚大な被害を受けやすいとの認識の下、全ての支援対象国、特に最貧国・最脆弱国が今回の危機による自国民への影響拡大に対応できるよう支援する用意ができています。
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