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プレスリリース2025年3月24日

コソボが世界銀行の国際開発協会のドナーに

プリシュティナ、2025年3月24日 —コソボ共和国は、払込資本140万ドルを拠出し、世界銀行の国際開発協会(IDA)の正式なドナーとなった。 

IDA は世界銀行の基金で、 78の低所得国を支援するため、支援対象国の経済成長促進、強靭性強化、人々の生活向上を図るプロジェクトに資金を提供している。コソボは、複数の危機が低所得国に不均衡なほど打撃を与えている中で、ドナーとなることを表明した。コソボ自身も78の IDA借入国の 1 つだが、独立以来、着実に経済成長を遂げており、国民一人あたり所得は 50% 近く増加し、貧困率は 35% 低下している。コソボにおける最新の IDA プロジェクトは、貿易と運輸分野の効率化の促進、および金融システムの安定と包摂に向けた投資を支援していく。

「開発を継続的に進める過程でIDAによる支援から恩恵を受けてきた我が国は、こうした資金に状況を大きく変える影響力があることを身をもって理解している。我々は、繁栄を目指す他の国々への支援に貢献できることを誇りに思う」とコソボのヘクラン・ムラティ財務・労働・運輸大臣は述べた。

「コソボは、78の低所得国・脆弱国の開発に対するIDAによる譲許的融資の提供を可能にする世界的なドナー・コミュニティに参加することになる。IDAが支援する国々と連帯するというコソボの決断を称賛する」とIDAを統括する世界銀行の西尾昭彦開発金融総局担当副総裁は述べた。 

IDAは3年ごとに増資が行われ、第21次増資交渉は2024年12月に妥結した。IDAは、水の安全保障、デジタル経済、デジタルガバナンス、社会支援給付改革、幼児教育・保育、保健、財政効率化、競争力、グリーン成長など、開発のための多岐にわたる取組みを支援している。こうした支援は、公正、経済成長、雇用創出、所得向上、生活水準改善への道を開く。

プレスリリース番号: 2025/064/DFi

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