2020年7月16日、日本政府は、2022年に予定されている第8回アフリカ開発会議(TICAD8)の開催国がチュニジア共和国に決定したと発表しました。
チュニジア共和国政府は、TICAD共催者である国連アフリカ担当事務総長特別顧問室(UNOSAA)、国連開発計画(UNDP)、アフリカ連合委員会(AUC)、世界銀行(WB)および日本政府とともに、アフリカのすべての人々のために平和で繁栄した未来を築くべく、TICADプロセスを通じて貢献していくと強い決意を表明しました。
2022年に予定されている第8回アフリカ開発会議(TICAD8)をチュニジア共和国で開催することは、TICAD共催者間の協議を経て正式に決定しました。アフリカでの首脳会議の開催は、2016年8月にケニアでTICAD6が開催されて以来、2回目となります。
アフリカは、経済、社会そして人間開発において限りない可能性を秘めた大陸であり、アフリカ連合の「アジェンダ2063」と国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に沿って、大きな変革を遂げつつあります。同時に、アフリカは地球上の他の大陸と同様に、生存、生活、尊厳といった人々の命全般を脅かす新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によって、人間の安全保障における深刻な危機に直面しています。
こうした中で、四半世紀を超える歴史を誇るTICADは、保健分野や民間セクター開発など、アフリカの開発課題に取り組む包括的な多国間の国際会議として、その意義を高めています。
昨年8月に横浜で開催されたTICAD7の成果を踏まえ、TICAD共催者は開催国チュニジア共和国と協力し、アフリカ自身が主導する発展を引き続き力強く後押ししていきます。