世界銀行(国際復興開発銀行、ムーディーズ:Aaa、スタンダード&プアーズ:AAA)はこの度、国内の個人投資家向けにサステナブル・ディベロップメント・ボンドを発行し、池田泉州TT証券及びとちぎんTT証券が販売を行いますのでその概要についてお知らせいたします。今回発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドは期間5年のインドネシアルピア建て債券で、販売期間は2019年10月1日から10月29日までとなります。
サステナブル・ディベロップメント・ボンドは、世界銀行が開発途上国の貧困削減および開発支援のために取り組む農業・食料安全保障、教育、エネルギー、金融、貿易・産業、保健、行政・インフラ・ガバナンス、水・公衆衛生、環境等の幅広い分野のプロジェクトを支えるために国際資本市場で発行されます。
国際社会において私たちは、プラスチックによる海洋汚染、生態系の破壊等の深刻な問題に直面しています。水と海洋の生態系は、地球全体の4分の3以上を占め、生息地・飲料水から気候に至るまで、全ての生物にとって極めて重要なものです。先般、6月28-29日に大阪で開催されたG20首脳宣言においても海洋プラスチック汚染問題対策実施枠組について文書として盛り込まれました。世界銀行は、開発途上国における水と海洋に関連する開発プロジェクトの世界最大の資金提供者で、2030年までに「極度の貧困を撲滅」し、「繁栄の共有の促進」を持続可能な形で実現することを使命としています。この2つの目標は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」とも連携しています。
世界銀行の開発途上国支援プロジェクト事例
海洋環境問題への取り組み
インドネシア:地域・都市部における廃棄物管理改善プロジェクト
セーシェル共和国: 持続可能な漁業・海洋資源保護プロジェクト
世界銀行(正式名称:国際復興開発銀行)について
世界銀行(国際復興開発銀行、通称IBRD:International Bank for Reconstruction and Development)は、1944年に設立が合意された国際開発金融機関で、現在189の加盟国が出資し運営しています。加盟国の公平で持続可能な経済成長を目指し、地域及び世界規模の経済や環境問題に効果的に対処していくために、IBRDは中所得国に対し、貸出・保証、リスク管理サービスに加え、開発に関わる様々な分野の専門的な分析・助言サービスを提供しています。世界銀行の目標は、世界全体の極度の貧困を終結し、すべての人々が共に豊かに暮らせるよう繁栄を共有させることです。世界銀行は貸出資金を調達するために、70年以上にわたり国際資本市場で世銀債を発行しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
*上記プロジェクトは、事例のご紹介のみを目的としており、今回の世界銀行債券の資金の活用を上記プロジェクト又はその分野に限定するものではありません。
*本プレスリリースは、世界銀行債券の購入の勧誘もしくは販売を目的とするものではありません。世界銀行債券の販売は、販売を担当する金融機関より交付される販売説明書等に基づき行われます。世界銀行債券の購入の勧誘は、単独または複数の国の法律に準拠して行われており、関係する全ての法律が遵守されない場合は、購入の勧誘もしくは販売を行うことはできません。
*世銀債の発行により調達した資金は、特定のプロジェクトやプログラムへの融資に直接割り当てられことはなく、世界銀行加盟国における全ての融資プロジェクトやプログラム対し均一に活用されます。世銀債の元利金の支払いは、世界銀行の信用力に基づき行われるため、投資家は個々の融資プロジェクトやプログラムのリスクを負う事はありません。