東京、2019年3月1日 - 世界銀行(国際復興開発銀行、ムーディーズ:Aaa、スタンダード&プアーズ:AAA)及び池田泉州TT証券株式会社は、国内の個人投資家向けに発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンド(開発途上国の持続可能な発展を支える世銀債)の販売を行いますのでその概要についてお知らせいたします。今回世界銀行が発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドは、期間5年のインドルピー建て債券で(発行額:201百万インドルピー 販売期間:2019年3月1日から3月27日まで)、全額池田泉州TT証券が販売いたします。
サステナブル・ディベロップメント・ボンドは、世界銀行が開発途上国の貧困削減および開発支援のために取り組む教育・保健・インフラ・行政・農業・環境等の幅広い分野のプロジェクトを支えるために国際資本市場で発行されます。世界銀行の支援は、今回ご紹介する開発途上国における海洋資源の持続可能な利用と保全に焦点をあてた取り組みも含みます。世界銀行は2030年までに「極度の貧困を撲滅」し、「繁栄の共有の促進」を持続可能な形で実現することを使命としており、この2つの目標は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」とも連携しています。
国際社会において私たちは、プラスチックによる海洋汚染、生態系の破壊等の深刻な問題に直面しています。海は人類の重要な食糧供給源であり、世界の経済活動においても重要な役割を果たしています。世界銀行は加盟国と共に、海と沿岸海域の環境回復を目指すプロジェクトやプログラムの実施を通じて、国際的な課題となっているプラスチックごみ問題や海洋環境問題に対する人々の意識を高める取り組みも行っています。
池田泉州TT証券は、サステナブル・ディベロップメント・ボンドの社会貢献性に賛同し、世銀債を個人投資家の皆様に販売するのは今回で5 回目となり、販売額は累計17億円を超えます。池田泉州TT 証券は設立5 周年にあたり、投資を通じた社会貢献をしたいという投資家の皆様の思いと、世界銀行が開発途上国で展開するプロジェクトへの橋渡し役となり、今後も社会的責任投資を推進して参ります。
世界銀行の開発途上国支援プロジェクト事例
< 海洋環境問題への取り組み >
ペルー: 漁業及び養殖技術革新のための国家プログラム
セーシェル共和国: 持続可能な漁業・海洋資源保護プロジェクト