東京、2016年3月11日 — ジム・ヨン・キム世界銀行グループ総裁からのメッセージ：
東日本大震災から5年となる本日、世界銀行グループは、犠牲となられた方々に改めて深く哀悼の意を表します。
5年前の今日、マグニチュード9.0の巨大地震とそれに伴う津波が東北地方を襲いました。復興に向けて不断の努力を続けてこられた被災地の皆様に敬意を表します。皆様は、強い意志により苦難を乗り越える力を、身を以て示してこられました。その姿に世界中の人々が今も勇気づけられています。また、災害リスクを見極め事前準備を整えることにより、大災害の際に過去と同様の惨状を繰り返さずに済むことが、数多くの教訓として世界で共有されています。
各国を災害から守り、世界全体で強靭性を確立していく決意を表した仙台防災枠組2015-2030が、日本の主導の下、2015年の国連防災世界会議において採択されました。この取り組みに対するリーダーシップと貢献に感謝の意を表します。
世界銀行グループは、日本の知見と経験を活用して、災害に強い世界を確立すべく、これからも日本をはじめとする世界中のパートナーと協力していくことを、ここに改めてお約束いたします。
