(共同リリース:株式会社七十七銀行、 世界銀行、 BNPパリバ証券株式会社)
債券投資を通じた社会貢献事業 世界銀行発行の「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」の購入
2016年3月1日 東京ー株式会社七十七銀行(頭取 氏家照彦)は、この度、世界銀行(正式名称:国際復興 開発銀行:IBRD)が発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンド(私募形式、 4,000 万ドル、約 45 億円相当)へ投資しましたのでお知らせいたします。
世界銀行が発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドへの投資については、 邦銀としては七十七銀行が初となり、投資した資金は、開発途上国の持続的発展を目的 とするプロジェクトへの融資案件に活用されます。
世界銀行は、開発途上国の極度の貧困を一世代のうちに終わらせることと、公平性の より一層の推進を通じて、「繁栄の共有」を促進することを使命としております。
サステナブル・ディベロップメント・ボンドは、世界銀行が開発途上国の貧困削減お よび開発支援のために取り組む、教育・保健・インフラ・行政・農業・環境等の幅広い 分野のプロジェクトを支えるために国際資本市場で発行されます。本私募債の引受ディ ーラーには BNP パリバが指名され、発行のアレンジを担当しました。
七十七銀行が拠点を置く東北地域は、東日本大震災の際、世界中の皆様から多大なご 支援を賜りました。今回のサステナブル・ディベロップメント・ボンドへの投資につい ては、預金者の大切な資金を安定的に運用すると同時に、震災時に頂いたご支援に少し でも報いることのできる手法であると位置づけており、今後も同様の投融資等を通じて、 社会貢献に取り組んで参ります。
債券(世銀債)の発行を通じて投資家の皆様から世界銀行が借入れた資金は、以下のよ うな様々なプロジェクトへの資金貸出に活用されます。こうしたグローバルな社会貢献 性をより多くの投資家の皆様に知っていただくべく新たに導入されたコンセプトがサ ステナブル・ディベロップメント・ボンド―開発途上国の持続可能な発展を支える世銀 債―です。 ○ 人材への投資:保健ならびに教育関連 ○ 環境保護 ○ 途上国政府の機能の高度化:国民へのサービス、効率性、透明性を高めるための 各種支援 ○ 途上国の安定的なマクロ経済の発展を促すべく、長期で安定的な資金を貸出 ○ 貧困削減にとって非常に重要な、社会基盤の発展、ガバナンス、政府機関の高度 化等の促進
世界銀行について 世界銀行(国際復興開発銀行、通称 IBRD:International Bank for Reconstruction and Development)は、1944 年に設立が合意された国際開発金融機関で、現在 188 の加 盟国が出資し運営しています。加盟国の公平で持続可能な経済成長を目指し、地域及び 世界規模の経済や環境問題に効果的に対処していくために、IBRD は中所得国に対し、 貸出・保証、リスク管理サービスに加え、開発に関わる様々な分野の専門的な分析・助 言サービスを提供しています。世界銀行の目標は、世界全体の極度の貧困を終結し、す べての人々が共に豊かに暮らせるよう繁栄を共有させることです。世界銀行は貸出資金 を調達するために、60 年以上にわたり国際資本市場で世銀債を発行しています。 詳しくは世界銀行財務局のウェブサイトをご覧ください。