ワシントン、2015年7月20日 – 世界銀行グループは本日、新開発銀行の設立について、ジム・ヨン・キム世界銀行グループ総裁による以下の声明を発表した。
「新開発銀行のK・V・カマト総裁をはじめ、創設メンバー国であるブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカに対し、新開発銀行の設立につきまして、お慶びを申し上げます。
世界の膨大なインフラ・ニーズへの対応を図ろうとする国際機関が増えており、アジア・インフラ投資銀行もそのひとつです。そしてこのたび、新開発銀行が新たに加わることになりました。新興国や低所得国では、インフラ投資に年間1~1.5兆ドルが追加で必要です。
我々は今後も、新開発銀行など国際機関と緊密に協力し、我々の知識共有の機会を提供し、インフラ・プロジェクトへの協調融資を提案していく所存です。こうしたパートナーシップは、極度の貧困の撲滅、繁栄の共有促進、格差是正という2030年を期限とする共通の目標の達成に不可欠となります。」