(共同リリース:世界銀行、 野村證券株式会社)
世界銀行と野村證券、日本の個人投資家向け世銀債販売によって 持続可能な発展を支援
東京 2014年9月11日ー世界銀行(国際復興開発銀行、ムーディーズ:Aaa、スタンダード&プアーズ:AAA)および野 村證券は、国内の個人投資家を対象とする世銀債の販売を決定しました。今回発行されるの は、期間4年のトルコリラ建て債券(発行額:37.6百万トルコリラ)および期間3年のブラジルレ アル建て債券(発行額:109.4百万ブラジルレアル)であり、野村グループが引受・販売を行い ます。
世界銀行は、極度の貧困を一世代のうちに終わらせることと、公平性のより一層の推進を通 じて、「繁栄の共有」を促進することを使命としています。
• 極度の貧困を終わらせるための目標は、1 日 1.25 ドル未満で暮らす人々の割合を世界 全体で 2030 年までに 3%まで減少させることです。
• 「繁栄の共有」を促進するための目標は、途上国の所得の下位 40%の人々の収入を引 き上げることです。
世界銀行が投資家の皆様からお預かりした資金は、持続可能な発展を支援するために、教 育、災害対策、ジェンダーの平等などの貸出案件に活用されます。
野村グループは、今回の世銀債の販売を通じて、国内の個人投資家の皆様に、世界銀行の 使命および幾つかの取り組み(コロンビアにおける子供たちへの教育支援、フィリピンにおけ る災害対策プロジェクト、そしてガボンにおけるジェンダーの平等)を紹介しています。このこと は、日本の個人投資家の皆様に、持続可能な発展に対する世銀債の価値、経済的側面だけ でなくその社会的な意義をより理解して頂けることにつながっています。
今回の世銀債の販売について、世界銀行の有馬良行財務局駐日代表は「世銀債は、金融商 品として魅力的であると同時に、社会および環境にもポジティブな影響を与えられるような投 資機会を投資家の皆様に提供しています。世界銀行は、持続可能な発展という使命に対す る、日本の個人投資家の皆様からのご支援に感謝するとともに、このたび野村グループとご 一緒させて頂けたことを嬉しく思います。」とコメントしています。 また、野村證券の東正憲DCM部長は以下のように述べています。「お客様に世銀債をご購 入頂くことを通じて、貧困の撲滅という世界銀行の目標達成の一助となることを大変喜ばしく 思います。」
世界銀行(正式名称:国際復興開発銀行)について 世界銀行は1944年に設立が合意された国際開発金融機関で、現在188の加盟国が出資し 運営しています。IBRDは加盟国への貸出・保証に加え、リスク管理サービスおよび分析・助 言サービスも提供し、加盟国の公平で持続可能な経済成長と環境保全を両立しつつ、世界 の貧困を削減することを目指しています。最終的な目標は、貧困を撲滅し世界中の人々の生 活水準を改善することです。詳しくは世界銀行財務局のウェブサイトをご覧ください。