(共同リリース：株式会社中国銀行、 世界銀行）
中国銀行が「世界銀行グリーンボンド」を購入
2012年10月22日 東京ー中国銀行（岡山市北区丸の内１丁目１５番２０号 頭取 宮長 雅人）では、世界銀行が新規に発行 する「世界銀行グリーンボンド」を購入いたしました。また、当行では、金融商品仲介業務でお客さ まに「世界銀行グリーンボンド」の公募販売をおこないました。（平成２４年１０月９日（火）～平 成２４年１０月１８日（木）） グリーンボンドの購入およびお客さまへの公募販売を同時期におこなうことは日本の金融機関で は初の取組みです。
１．購入概要
発行体： 世界銀行（国際復興開発銀行：ＩＢＲＤ）
起債通貨： 米ドル
購入額面： １，０００万米ドル
発行日： ２０１２年１０月１２日
償還日： ２０１７年１０月１２日
主幹事： 大和証券キャピタル・マーケッツ・ヨーロッパ・リミテッド
２．世界銀行グリーンボンドとは
世界銀行が地球温暖化問題に対処するために開発途上国で実施する事業の資金を調達するため に発行される社会貢献型債券です。 その対象は、地球温暖化の要因を取り除く事業と、地球温暖化により引き起こされる諸問題に 対処する事業となります。具体的には、代替エネルギーの導入、温室効果ガスの排出を軽減する 新技術の開発、森林再生、河川流域管理、洪水対策などの事業を支援するために活用されます。
３．世界銀行グリーンボンドを取扱う意義
中国銀行では、投資を通じた地球温暖化対策に貢献するという趣旨に賛同し、今回の取組みを 決定しました。 世界銀行 財務局駐日代表の有馬良行は次のように述べています。 「実に 48 年ぶりの日本での開催となったＩＭＦ世銀総会では、日本の多くのみなさまに多大な ご支援を賜りました。総会期間中、中国銀行には投資勘定で世界銀行の発行するグリーンボンド をご購入いただき、さらに地方銀行としては初となる個人向けのグリーンボンド売出債をお取扱 いいただきました。投資資金の使途とその社会貢献度がより重要視されるなか、グリーボンドを 高く評価いただいた中国銀行グループのみなさま、ならびにご投資いただきました個人投資家の みなさまに深く感謝いたします。お預かりいたしました資金は、世界銀行が責任を持って地球温 暖化問題の解決のための貸出プロジェクトに充当いたします。」
４．世界銀行について
世界銀行（国際復興開発銀行：ＩＢＲＤ） は、１９４４年に設立が合意された国際開発金融 機関で、現在１８８の加盟国が出資し運営しています。ＩＢＲＤは加盟国への貸出・保証に加え、 リスク管理サービスおよび分析・助言サービスも提供し、加盟国の公平で持続可能な経済成長と 環境保全を両立しつつ、世界の貧困を削減することを目指しています。最終的な目標は、貧困を 撲滅し世界中の人々の生活水準を改善することです。貸出資金を調達するために、世界銀行は６ ０年以上にわたり国際資本市場で債券を発行しています。詳しくは世界銀行財務局のウェブサイトをご覧ください。
