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プレスリリース2012年2月1日

千葉興業銀行が「グリーンボンド」を購入

(共同リリース:株 式 会 社 千 葉 興 業 銀 行、 世 界 銀 行、 株式会社 大和証券グループ本社)

千葉興業銀行が「グリーンボンド」を購入
~債券投資を通じて地球温暖化対策に貢献する~

2012年2月1日 東京ーこのたび、株式会社千葉興業銀行(本社:千葉県千葉市、頭取:青柳俊一、以下「千葉興業銀行」) は、世界銀行(国際復興開発銀行)が新規に発行する「グリーンボンド」を購入し、2 月 7 日に払 込が完了する予定です。その概要についてお知らせいたします。 

今回のグリーンボンドについては、発行総額 1,000 万米ドル全額を千葉興業銀行が購入しており ます。引受けディーラーには、大和証券グループのホールセール証券会社である大和証券キャピタ ル・マーケッツ株式会社が指名され、発行のアレンジを担当しました。

千葉興業銀行ではこれまで、環境関連融資商品の提供、環境に配慮した通帳の使用、環境にやさ しい店舗づくり等、持続可能な社会の形成に向けたさまざまな取り組みを行ってまいりました。こ ういった取り組みに加え、社会に対する金融機関としての責任および役割をより明確にするため、 平成23年12月9日に『持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則(21世紀金融行動原則)』へ署名 をしています。そしてこのたび、金融行動原則の具現化のひとつとして、グリーンボンド投資を行 ないました。  

これは、千葉県内の金融機関としては初めての試みとなります。 また、投資を通じて地球温暖化対策に貢献するという趣旨に賛同し、今年3月に迎える創立60周 年記念事業の一環として実施するものです。 

グリーンボンドとは、世界銀行が資金拠出を行っている事業のうち、地球温暖化の要因を取り除 くこと、あるいは地球温暖化により引き起こされる諸問題に対処することを目的に開発途上国で実 施される事業を支援するために発行される債券です。グリーンボンドで調達した資金は、世界銀行 の環境専門家が一定の基準に基づいて選定した地球温暖化対策事業、具体的には、代替エネルギー の導入、温室効果ガスの排出を軽減する新技術の開発支援、森林再生、河川流域管理、洪水対策な どの事業を支援するために活用されます。世界銀行は、これまで世界各国の投資家向けに総額30億 米ドル相当のグリーンボンドを発行してきました。 

大和証券グループでは、金融機能を通じて社会の持続可能な発展に貢献することが、証券会社グ ループとして果たすべき責務だと考えています。持続可能な社会形成には、貧困や環境といった課 題解決を図ることが重要ですが、そのためには莫大な資金が必要です。経済的側面からの対策とい うのは非常に重要な要素の一つであり、それを支えるために、大和証券グループではインパクト・ インベストメントに注力してきました。民間投資資金を社会的課題の解決に役立てることを目指す インパクト・インベストメントは、世界が直面する地球温暖化のような課題を金融市場から解決す る可能性を持った画期的な手法です。今回のグリーンボンド投資のような地域金融機関の参加を促 し、社会貢献投資の更なる普及・拡大を目指しています。

購入概要
発行体 世界銀行(国際復興開発銀行:IBRD)
起債通貨 米ドル 購入額面 1,000 万米ドル
受渡日 2012 年 2 月 7 日
償還日 2017 年 2 月 6 日
主幹事 大和証券キャピタル・マーケッツ 

世界銀行について
世界銀行(通称 IBRD:International Bank for Reconstruction and Development) は、1944年に設立が合意された国際開発金融機関で、現在188の加盟国が出資し運営しています。IBRDは加盟国への貸出・保証に加え、リスク管理サービスおよび分析・助言サービスも提供し、加盟国の公平で持続可能な経済成長と環境保全を両立しつつ、世界の貧困を削減することを目指しています。最終的な目標は、貧困を撲滅し世界中の人々の生活水準を改善することです。貸出資金を調達する(借入れる)ために、世界銀行は60年以上にわたり国際資本市場で債券を発行しています。詳しくは世界銀行財務局のウェブサイトをご覧ください。

 

 

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