世界銀行東京防災ハブ:知見共有プログラム

東アジア・大洋州のダムの安全性と災害に対する強靭性



ダムの安全性と強靭性に関する懸念が世界的に高まっています。特に途上国を中心に注目される課題として、ダムの持続的運用・管理に関する財源・人的資源およびジオ・ハザード(例えば地震、土砂災害)、洪水、干ばつ、連鎖的な自然災害に対する強靭性などがあげられます。

これを背景として、設計・建設の品質保証を通じて制度面からダムの安全性を強化し、持続的な収入源を確保する確実な資金調達の仕組みを確立し、自然災害リスクを特定・削減し、リスクに備え対応する能力を構築するための運用能力向上が、東アジア・大洋州(EAP)地域をはじめとする多くの国にとってますます重い課題となりつつあります。

世界銀行の東京防災ハブと水グローバル・プラクティスは共同で、EAPにおけるダムの安全性と災害に対する強靭性に関する日本、ミャンマー、ラオスにおける事例研究を実施中です。そこで得られた知見は水グローバル・プラクティスが実施するグローバル調査に統合されます。このプロジェクトでは、ダムの安全性と強靭性に関する法的・制度的枠組みについて途上国との対話を促進するため、水グローバル・プラクティスと共同で国際ワークショップを開催します。これは、日本、ラオス、ミャンマーの3か国それぞれの成功事例、ならびにダムの安全性、地震、地すべり、洪水、干ばつなどに焦点をあてた各国での研究をもとに構成される予定です。

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