東京、2016年3月23日―世界銀行グループ東京開発ラーニングセンター(TDLC)は、日本の都市と協力しながら、各都市の開発に係る知見を活用し、途上国の都市開発を促進するための「都市間パートナーシップ(CPP)」を立ち上げました。CPPは、都市開発、インフラサービス供給、都市管理、社会開発、災害リスクマネジメント、地方財政の6分野で構成され、今後、関心表明(EOI)を通じて日本の協力都市を選定します。
TDLC は、世界銀行グループの社会、都市、農村開発、強靭性グローバルプラクティス(SURR)の管轄下にあります。SURRには、1)都市化の機会への理解促進、2)包括的成長、貧困削減、繁栄共有、コミュニティ・都市・地域の居住性の向上に対する可能性の拡大、3)新技術を活かした都市および地方政府の財政・サービス提供能力の強化、4)景気の低迷や自然災害に対する都市や地域の備えや強靭性の強化、5)都市や地方政府が気候変動による影響を緩和・適合するための最善策を特定実施するための支援、といったクライアントの目標を達成するための革新的で質の高い開発手段を策定、実施する分野横断的なチームで構成されたグローバルプログラムユニットがあります。
このような背景のもと、CPPと選定都市は、日本の知見が途上国で実施されているプロジェクトに役立つ機会を見いだし、共同研究を行い、知見や経験を共有します。また、共同研究により生まれた知見や教訓を文書化し、知見共有活動を企画・実施します。
知見を集約した教訓集、ツールキット、グッド・プラクティスガイドおよびビデオ等は、途上国の実務者、政府職員等を日本に招聘して行う活動に使われます。知見共有方法は、対面・オンライン形式を含み、現地視察などラーニングに最適な方法で行います。
CPPの関心表明(EOI)募集要項は全国65都市に配布され、TDLCのウェブサイトでも公表されています。第一次選考の締め切りは2016年4月30日、二次選考も予定しています。また、本プログラムにより多くの関心を持っていただくため、募集期間中にセミナーや全国各地におけるロードショーを実施予定です。
CPPに関する詳細については、以下をご参照ください。
シティー・パートナーシップ・プログラム(CPP) (日本語)
本件に関する連絡先:
岡澤裕子
オペレーションズオフィサー
世界銀行グループ
社会・都市・農村・リジリエンスグローバルプラクティス
東京開発ラーニングセンター(TDLC)プログラム
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