世界銀行は、1970年代からジェンダー平等の推進に取り組んでいます。2012年、毎年、ひとつの開発テーマを取り上げて発表される『世界開発報告書(WDR)2012』では、ジェンダーの平等と開発を取り上げ、ジェンダー格差の縮小は大きく前進したと詳述する一方で、格差は多くの分野で依然として残っているとしています。最も深刻な問題は、途上国における女性・女児の死亡率が男性に比べ高いことです。
また、格差が依然として残る分野として、障害などによって不利な立場にある女児の就学率が低いこと、労働市場、農業、起業などにおいて女性の経済的機会や収入へのアクセスが不利となっていること、さらに家庭内でも社会でも女性の発言権が男性より著しく弱いこと、などが挙げられます。
ジェンダー平等の進展を維持させるには、こうした分野における途上国の政策を国際社会が補完することが肝要です。また、国際社会はデータの向上、インパクト評価の推進、学習の奨励といった取組みを強化することで、実績に基づく行動を支援することができます。
掲載指標例
その他の指標は、オープンデータサイト(ジェンダー)から検索いただけます。
ジェンダーデータ関連サイト
報告書
国会全議席のうち女性が占める割合(%)
拡大・縮小可能な地図はこちら
出所:世界開発指標(World Development Indicators)
フォトギャラリー
世界銀行のFlickrアカウントのジェンダーに関する写真をご覧ください。