特集

急減する野生トラの生息数

2012年9月20日

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激減する野生のトラ

野生のトラは、過去40年間で、約3万頭から3000頭に激減しています。世界銀行は、野生のトラがアジアの森林地帯の生態系の最上位に位置すること、また野生のトラの生息地がアジアの最貧困地域と重なる場合が多いことから、環境保全と持続的開発のテーマの象徴として、野生のトラが守られるような経済的社会的な開発を促進するグローバル・タイガー・イニシアティブを支援しています。

グローバル・タイガー・イニシアティブとは

絶滅の危機に瀕する野生のトラとその生態系を保護するため、2008年6月に世界銀行のゼーリック総裁により、地球環境ファシリティ、スミソニアン協会などの国際機関・団体とともに開始された国際的なイニシアティブです。地域の経済開発と生物多様性の保護を両立させながら、現在世界で3000頭余といわれる野生のトラの生息数を2022年までに倍増させることを大きな目標としています。これまでにトラの絶滅の危機とそれによってもたらされる生態系や経済における深刻な損失について世界的な啓蒙活動を展開、国際社会に活動への理解と協力を求めています。

※現在野生のトラが生息する地域は13カ国(バングラデシュ、ブータン、カンボジア、中国、インド、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、ネパール、ロシア、タイ、ベトナム)に渡ります。


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World Bank Group




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