※基調講演者の体調不良により、本セミナーを延期します。新たな開催日が決まりましたらお知らせします。ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いします。
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準備でき次第、こちらにURL(YouTubeリンク)を掲載します。セミナー開始時間にクリックしてご覧ください。事前の参加登録は必要ありません。
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世界銀行の各チーフエコノミスト室では、毎年春と秋の2回、各地域の経済概況と展望をまとめた地域経済報告書を発表しています。このうち、アフリカ地域については2024年10月14日、「アフリカの鼓動:アフリカ経済動向分析2024年10月版―包摂的な成長のための教育改革」(Africa’s Pulse, October 2024 edition – Transforming Education for Inclusive Growth)を発表しました。サブサハラ・アフリカ地域では、経済回復のかすかな兆しはみえるものの、依然として「低ギア」のまま、多くの若者が取り残されるリスクにさらされています。同報告書では、包摂的な成長の活性化に必要な2つの要素を挙げています。すなわち、経済の安定化と、域内で増加する労働力に確かな基礎的スキルと市場にふさわしい専門知識を習得させるための教育の変革です。
第30号となる今回の報告書「包摂的な成長のための教育改革」では、域内の経済活動が主に個人消費と投資の伸びに牽引され、2023年の2.4%の低水準から2024年には3%成長するとしています。インフレ率は、金融・財政引締め政策、通貨の安定、サプライチェーンの混乱収束を背景に、2023年の7.1%から2024年には4.8%に低下するとみられています。
ただし、こうした回復も数百万人を貧困から救い出すには十分ではありません。国民一人あたり成長率は依然として低迷しており、2000~14年の平均成長率が2.4%だったのに対し、2024年はわずか0.5%にとどまっています。進展を阻んでいるのは、紛争、気候変動、債務返済コストの高騰といった課題です。2024年には、域内各国の歳入の34%が債務返済に充てられ、生産的な投資の余地はほとんど残らないとみられています。
今回のオンラインセミナーでは、同報告書をとりまとめたセザール・カルデロン世界銀行アフリカ地域担当チーフエコノミスト室リードエコノミストが、日本の皆様に向けてワシントンからオンラインで同報告書の主なポイントをご紹介します。使用言語は英語(日本語への通訳なし)です。
セザール・カルデロン
世界銀行 アフリカ地域担当チーフエコノミスト室 リードエコノミスト
2005年、世界銀行入行。ラテンアメリカ・カリブ海地域総局チーフエコノミスト室、金融・民間セクター開発総局チーフエコノミスト室、世界開発報告(WDR)執筆担当室に勤務。世界金融開発報告(GFDR)2013年版、世界開発報告(WDR)2014年版の執筆担当チームの一員。オープンエコノミーのマクロ経済、成長と開発(特にインフラ開発と対外戦略の実質的インパクト)に従事。ローチェスター大学より経済学修士号および経済学博士号取得。ペルー国籍。