世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)は2022年2月14 日~18日、世界銀行東京防災ハブと共催で災害リスク管理と強靭なインフラに関する都市開発実務者向け対話型研修(テクニカル・ディープ・ダイブ:TDD)をオンラインにて開催しました。
生活における最も基本的なニーズから、貿易、技術、社会経済開発における野心的な取り組みの実現にいたるまで、インフラ資産や関連するサービスは、人々の生活の質を向上・維持し、職や機会へのアクセスを可能にし、持続可能性の目標を達成するために不可欠です。しかし、特に低中所得国では、何百万人もの人々が、信頼性の低い電力網、不十分な上下水道、交通機関の逼迫に苦しんでいます。自然災害は、これらの脆弱なシステムによる問題をさらに大きなものにします。
このような背景を踏まえ、災害リスク管理と強靭なインフラに関する本TDDが紹介したのは、社会のためにインフラを保護し、重要な分野における強靭性を高めてきた、日本の災害リスク管理システムの過去数十年の歩みです。また、インフラをめぐる同様の課題に直面する国々が他国から学び、適切な解決策を見出す機会も提供しました。