世界銀行の各地域総局では半年に1度(春と秋)、地域内の経済概況と展望をまとめた半期経済報告を発表しています。このうち、南アジア地域担当チーフエコノミスト室は2021年10月7日、新報告書「南アジア経済報告(SAEF):ギアを入れ替える―デジタル化とサービス業主導型開発」(South Asia Economic Focus – Shifting Gears: Digitalization and Services-Led Development)を発表しました。
今回のモーニングセミナー(第125回)では、同報告書をとりまとめた、ゾー・レイユ・シェ世界銀行南アジア地域担当チーフエコノミスト室上級エコノミスト、ヴァレリエ・マーサー=ブラックマン同上級エコノミスト、シッダールダ・シャルマ同上級エコノミストが同報告書の主なポイントを、日本の皆様に向けてオンラインでご紹介しました。
日時
2021年10月29日(金)午前8時~9時(日本時間)
スピーカー
世界銀行 南アジア地域担当チーフエコノミスト室 上級エコノミスト
「南アジア経済報告(SAEF)」はじめ、南アジア地域のマクロ経済に関する分析業務に従事している。2021年、世界銀行入行。それ以前は、アトランタ連邦銀行のリサーチエコノミスト及びアシスタントアドバイザー。ミネソタ大学で経済学博士号、ウィリアムカレッジで経済学・数学学士号を取得。Journal of Monetary Economics、European Economic Reviewなどの査読付き学術誌に論文を発表している。
世界銀行 南アジア地域担当チーフエコノミスト室 上級エコノミスト
南アジアに関する政策関連および地域トレンドについての研究に従事。近年では、多様化、サービスにおけるFDI生産性、グローバルバリューチェーンに関する論文を発表。経済成長の要因、一次産品輸出国を中心に途上国における投資・財政に関する研究に従事してきた。世界銀行入行前は、アジア開発銀行でマクロエコミストとして、またそれ以前は米州開発銀行のカリブ海地域局に勤務、国際通貨基金ではラテンアメリカに関する業務に従事していた。ペンシルバニア大学で経済学博士号、イエール大学で学士号取得。
発表資料
Shifting Gears: Digitalization and Service-Led Development(英語、PDF)
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