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 イベント

第10回アジア・スマートシティ会議:世界銀行セッション「持続可能な都市をデザインする低炭素化の取組み」

2021年10月28日

横浜

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  • 都市の高密度化は、生産性向上と住民の所得増加につながる社会環境を整えましたが、同時に、持続可能な開発への道を阻む新たな課題をもたらしました。都市は、世界の国土のわずか2%の面積であるにも関わらず、富の80%以上を生み出し、二酸化炭素排出量の70%を占めています。

    このような背景から、今日世界を牽引する都市は、持続可能な開発への取組みを強化し、国連の持続可能な開発目標 (SDGs)やパリ協定の目標を達成するための戦略を採用しています。途上国でも持続可能な都市を設計するために、低コストでインパクトのある技術を活用したスマートソリューションの利用が広がっています。しかし、こうしたソリューションを拡大させていく中でユーザー中心の考え方を維持するには、入念な計画と調整が必要です。また、ソリューションの展開において、行政機関が制度を拡大させ、情報格差により誰も取り残されないようにすることも重要です。

    世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)都市連携プログラム(CPP)のパートナー都市である横浜市や、アジア開発銀行研究所(ADBI)と連携し、アジア・スマートシティ会議に参画してきました。日本で開催される同会議は、持続可能な都市開発を実現するための、低炭素なスマートソリューションの適用に関する日本と世界の経験を共有する役割を担っています。

    第10回アジア・スマートシティ会議(2021年10月26日よりオンライン開催)は、「カーボンニュートラルの実現に向けた都市間連携によるスマートシティ~コロナ時代の展望~」をテーマに開催され、アジアの主要都市や政府機関、国際機関、学術機関、民間企業の代表者が議論しました。

    TDLCによる世界銀行セッションでは、都市開発専門官が途上国の事例をもとにスマートシティ開発の概要を説明しました。また、スマートシティ開発のソリューションや政策に関する日本の事例も紹介しました。

  • 開会挨拶

    午後3時10分〜午後3時15分(日本時間)

    モデレーター

    • ビクター・ムラス
      世界銀行 上級都市専門官 兼 TDLCチームリーダー

    セッション1:スマートシティの発展における世界銀行の役割

    午後3時15分〜午後3時30分(日本時間)

    登壇者

    • ナレ・チェ
      世界銀行 上級都市開発専門官  

    本セッションでは、世界銀行グローバル・スマートシティ・パートナーシップ・プログラム(GSCP)の視点から、世界のスマートシティの現状とスマートシティ開発の需給を取り上げました。また、スマートシティ開発プロジェクトの現場で得た重要な教訓を、事例とともにご紹介しました。

    セッション2:脱炭素社会に向けてのスマートソリューション

    午後3時30分〜午後4時5分(日本時間)

    登壇者

    • 有馬孝徳
      北九州市 環境局 環境国際部長 兼 アジア低炭素化センター担当部長
    • 青山哲也
      富山市 企画管理部 未来戦略室 室長 
    • 岡崎修司
      横浜市 温暖化対策統括本部 プロジェクト推進課 プロジェクト推進課長

    本セッションでは、持続可能な開発と二酸化炭素の削減を推進している日本の都市のスマートソリューションと政策を取り上げました。北九州市、富山市、横浜市の代表者が、各都市におけるスマートソリューションの設計と推進、留意点や学んだ点を共有しました。

    ※敬称略、順不同。

イベント詳細

  • 日時: 2021年10月28日(木)午後3時10分〜午後4時10分(日本時間)※
  • ※: イベントは日本時間午前10時30分より開始。世界銀行セッションの開始時間は変更となる場合がございます。
  • 形式: オンライン
  • 言語: 英語・日本語(同時通訳あり)
  • お問合せ: 東京開発ラーニングセンター(TDLC)  広報担当
  • tdlc_pr@worldbank.org