世界銀行による社会持続可能性・インクルージョン(Social Sustainability and Inclusion)セクター(かつては社会開発Social Developmentと称されていました)は、開発にとっての長期的なバリアーへの対応、経済・社会的機会から疎外された人々への支援、包摂的な成長への投資強化に焦点を当てています。社会持続可能性は、人々の声を反映し、政府がそれに対応するような包摂的で強靭な社会と、すべての人々にとっての機会の拡大を目指し、経済・環境持続可能性とともに、貧困の撲滅と繁栄の共有のために不可欠な要素でもあります。
今回のモーニングセミナー(第119回)では、ロビン・マーンズ社会持続可能性・インクルージョングローバルプラクティス南アジア地域担当プラクティスマネージャーが、南アジア地域における社会持続可能性・インクルージョンの課題と世界銀行の取り組みについて、日本の皆様に向けてワシントンよりオンラインで説明しました。
世界銀行グループでは、日本人職員の採用活動を積極的に展開するとともに、世界銀行グループの採用制度やキャリアパスをご紹介するセミナーを開催しています。2010年からほぼ毎年、日本人を対象としたリクルートミッションを日本に派遣しており、10回目を数える今年もまた、2021年 世界銀行グループ リクルートミッション(募集期間2021年9月1日午前9時~10月1日午前8時59分(日本時間)まで)として、高い専門性と十分な実務経験を兼ね備えた人材を募集します。今回の募集ポストには、「社会開発専門官」(勤務地:ワシントンDC)も含まれています。詳細や応募方法については、以下のページをご覧ください。
www.worldbank.org/jpjobs2021
日時
2021年9月28日(火)午前8時~9時(日本時間)
スピーカー
世界銀行 社会持続可能性・インクルージョングローバルプラクティス 南アジア地域担当プラクティスマネージャー
2020年9月より現職。それ以前は、アフリカ地域担当の社会開発プラクティスマネージャー。気候変動、自然資源管理、コミュニティに根差したリスク管理に関する社会・制度的側面を専門とする地理学専門家で、世界銀行における気候変動の社会的側面に関する業務を主導してきた。東アジア・大洋州地域、ラテンアメリカ・カリブ海地域、南アジア地域におけるコミュニティ主導型開発、自然資源管理、土地政策改革、参加型貧困アセスメントなど、融資・分析・政策助言業務にチームリーダーとして従事してきた。ベトナム事務所では社会開発セクターコーディネイターとして従事し、モンゴルでは農村開発プログラムを担当した。世界銀行入行以前は、サセックス大学開発学研究所(IDS)フェロー、ロンドンの国際環境開発研究所(IIED)リサーチアソシエイトを歴任。ケンブリッジ大学で地理学博士号および地理学修士号、サセックス大学で開発学修士号を取得。環境・持続可能な開発分野で論文を多数発表している。
発表資料
Our work in South Asia - Social Sustainability and Inclusion (英語、PDF)
関連セミナー
9月1日: 2021年世界銀行グループ リクルートミッション 説明セミナー
9月2日: キャリアセミナー「世界銀行で働く~窪田恵子・西部・中央アフリカ地域総局 アンゴラ・カメルーン・赤道ギニア・ガボン・サントメプリンシペ担当業務マネージャー」
9月13日: キャリアセミナー「世界銀行で働く~大野尚子 世界銀行保健・栄養・人口グローバルプラクティス東部・南部アフリカ担当上級業務担当官」
9月14日: キャリアセミナー「世界銀行で働く~馬渕樹・世界銀行開発金融総局(DFI)上級業務担当官」
9月15日: キャリアセミナー「世界銀行で働く~弥富圭介・気候変動グループ炭素市場・イノベーションユニット 上級気候変動専門官」
9月16日: 世界銀行モーニングセミナー(第117回)「アフリカ地域における人間開発セクターの課題と世界銀行の取り組み」
9月22日午後7時(米国東部時間) / 9月23日午前8時(日本時間): グローバル・ラウンドテーブル:世界銀行におけるキャリア形成と日本人への期待
9月27日: 2021年世界銀行グループ リクルートミッション 説明セミナー(質疑応答)
関連リンク
2021年 世界銀行グループ リクルートミッション
世界銀行職員インタビュー「世銀スタッフの横顔」
採用・奨学金プログラム
人事が語る~グローバルキャリア構築のための処方箋~
関連項目(モーニングセミナー)
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