世界の都市が新型コロナウイルス感染症の流行から回復しつつある中、人々の健康を支えるものとして、澄んだ空やきれいな空気、緑の公共スペース、都市インフラなどの価値が再認識されています。健康状態は個人的なものですが、住環境に影響されるため、都市が人々の健康にどう影響を与えるのかを理解することが、「健康都市」について考える上で重要です。
世界銀行東京開発ラーニングセンタ(TDLC)は4月19日(月)〜23日(金)に開催する健康都市に関する都市開発実務者向け対話型研修(TDD)4日目の4月22日(木)の一部を一般の皆様に公開いたしました。
一般公開日には、「健康に恵まれた未来に向けてー自然との共生」をテーマに、より健康な都市づくりにむけた、都市生活と自然の共生について探索しました。
日時:
2021年4月22日(木)午後8時~午後9時25分
プログラム
テーマ別セッション:環境課題が都市やコミュニティに及ぼす影響
このセッションでは、大気汚染がもたらす都市競争力への影響や、都市のヒートアイランド現象対策などを紹介し、より健康的で生産的な都市づくりに向けた取り組みを議論しました。
登壇者・モデレーター
- ナンシー・グラシア 世界銀行上級エコノミスト
- シューマン・ワン 世界銀行上級都市専門官
- マイトレイ・ダス 世界銀行プラクティス・マネージャー (モデレーター)
日本の事例:里山の近くでの新しい都市生活で幸福感を促進するー神戸の事例
このセッションでは、神戸における里山の事例をもとに、都市生活と自然の共生にむけた革新的なソリューションを紹介しました。
登壇者・モデレーター
- 出口 幸治 神戸市市長室国際部国際課 担当課長
- 梅澤 章 神戸市企画調整局政策調査課政策調査課長
- 佐藤 大輔 神戸市経済観光局農政計画課担当課長
- 山崎満広 世界銀行東京開発ラーニングセンター コンサルタント