世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)は、公共交通指向型開発(TOD)と都市空間・公共財の利活用に関する都市開発実務者向け対話型研修(TDD)を開催しました。
本研修は、十分に活用されていない公有地、街路・空地、不動産、公共施設といった公共の空間・インフラ資産を利用した公共交通指向型開発(TOD)をテーマに、都市計画策定、都市交通計画作成、その他の都市課題について議論しました。特に、公共交通の結節点周辺の公有資産、コミュニティ、地域経済がどのように当該地区を特徴づけるかについて考察しました。
本研修では、日本及び世界の事例や知見、経験に焦点を当てつつ、研修参加者の国や自治体の取組みについても取り上げました。とりわけ日本における国・地方レベルでの公共交通指向型開発に関するこれまでの取組みについては視察動画を交えながら深堀しました。また、他にも本年度の研修はポストコロナ社会の復興における公有地、ポストコロナの都市における都市交通手段の未来についても取り上げました。本研修は、世界銀行の都市空間実践共同体(KSB)及び公共交通指向型開発実践共同体(CoP)とともに開催されました。