世界銀行グループでは、日本人の採用を積極的に行っています。キャリアセミナー「世界銀行グループで働く」シリーズでは毎回、世界銀行の日本人職員が登壇し、途上国が直面する開発課題、自身が担当するセクターの現況、世界銀行グループによる途上国に対する様々な支援活動と自身が担当する業務、これまれのキャリアパスなどを紹介します。
今回は、佐藤永子・世界銀行人事総局上級人事専門官、貝塚由美子・世界銀行グループ国際金融公社(IFC)上級人事専門官、戸崎智支・世界銀行人事総局HRビジネスパートナーが、自身のこれまでのキャリアパス、2021年日本人採用プログラム(ミッドキャリア)で募集している人事専門官(タレント・マネージメント)のTOR概要、世界銀行グループの人事部の構成、人事担当者のキャリアパス、日本の民間セクターでの人事経験はどのように活かされているかなどお話ししました。
世界銀行グループは2021年2月から、日本政府が支援するジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)とミッドキャリア(MC)ポジションの募集を開始します。JPOとMCのいずれのプログラムも、最初の2年間の勤務期間を日本政府が支援し、その後、勤務評価に基づき1年延長が可能で、さらにその後、世銀の正規職員となる可能性があります。今回募集されるポストの詳細と応募方法は、以下のページをご覧ください。
https://www.worldbank.org/dfsp2021
日時
2021年3月4日(木)午前8時~9時(日本時間)
スピーカー
世界銀行人事総局上級人事専門官 ハワイ大学卒後、コロンビア大学ティーチャーズカレッジ進学。国際開発教育平和学 教育修士号を取得。卒業後は国連開発計画(UNDP)ニューヨーク本部勤務後、2012年国際金融公社(IFC)ワシントン本部に移り、人事専門官・上級人事専門官を歴任。2015年より2020年までプログラムマネージャー(リーダシップ&マネジメント)として世銀総裁人材育成プログラム(Presidential Leadership Program)など世界銀行グループにおける多才な人材育成、リーダシップ・マネジメント開発に携わる。2020年より現職で、人材開発戦略サクセッション・プランニング(短期・中期・長期それぞれの視点で潜在能力を持っている人材をそのポジションに就くまでに必要なトレーニングや業務経験を積んでもらう業務)を担当。 |
世界銀行グループ 国際金融公社(IFC)上級人事担当官 2012年より国際金融公社(IFC)ワシントン本部にて現職。IFCのオペレーション、管理部門の部門人事ビジネスパートナー担当を経て、現在、人材戦略・育成の人事プログラム部門にて、マネージメントローテンション及びキャリア開発を担当。2018年よりIFCの日本人採用ミッション人事統括。大学卒業後メリルリンチ証券会社にてトレーディング業務従事。MBA留学後は同社にて採用、研修、人材育成を担当。その後ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、HOYA株式会社にて勤務。東京、米国、シンガポールを拠点にグローバル人事及びグローバルプロジェクト担当。ペンシルベニア大学ウォートンスクール経営学修士。2016年ジョージタウン大学で組織開発コンサルティングのプロフェッショナル資格取得。 |
人事総局 HRビジネスパートナー 早稲田大学政治経済学部卒業後、鉄道会社、外資系会社勤務。その後アジア経済研究所開発スクール(IDEAS)を経て、コーネル大学にて産業労働関係学修士号を取得。多国籍企業の人事マネージャーとして北アメリカ、東南アジア、日本法人等で勤務後、2014年に国連に移り、国連人口基金(UNFPA)ニューヨーク本部人事戦略および分析担当官を歴任。2016年に採用担当官として世銀に移籍。金融、保健、環境、およびインフラ関連の専門家、エコノミストの採用を担当。2018年よりHRビジネスパートナーとしてクライアントサービスチームに異動。日本人リクルートミッション事務局運営担当も歴任。世界銀行グループにおける様々なグローバル人事・ダイバーシティイニチアチブに携わる。 |
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