新型コロナウイルス感染症(COVID-19)危機下における雇用のうち、電子的に提供できるサービスに関する雇用で順調に伸びているものもある一方で、対面での接触に基づくサービスは隔離・封鎖により制約されており、雇用状況だけでなく、雇用の構成も大きな影響を受けています。ラテンアメリカ・カリブ海地域では、こうした雇用構造の急速な変容がさらに進むことが見込まれています。2020年9月28日に世界銀行が発表した新報告書「急速な拡大(Going Viral):ラテンアメリカ・カリブ海地域における新型コロナウイルス感染症と仕事の変容の加速化」では、雇用状況と雇用構成の変容の現況、求められる新たな政策について検討しています。
今回のモーニングセミナー(第93回)では、同報告書の首席執筆者であるギレルモ・ベイリス 世界銀行 ラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミスト室 リサーチエコノミストが、ワシントンよりオンラインで日本の皆様向けに同報告書の主なポイントをご説明しました。
日時
2021年2月26日(金)午前8時~午前9時
スピーカー
世界銀行 ラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミスト室 リサーチエコノミスト カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で経済学博士号を取得。専門は労働市場、貧困・公平。現在は、労働市場における教育ミスマッチの影響と貧困・公平への影響、最低賃金の影響と個人事業への選択、途上国における自動化の影響などに関する調査研究に従事している。 |
当日の資料: Going Viral COVID-19 and the accelerated transformation of jobs in LAC(英語、PDF)
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