世界銀行グループでは日本人の採用を積極的に行っており、日本人職員が来日する機会を捉え、途上国が直面する開発課題および世界銀行グループの活動、これまでのキャリアパスや現在担当する業務をご紹介するセミナーを実施しています。今回のセミナーの第1部では、2017年日本人採用リクルートミッションを通じて採用された瀬山奏・世界銀行ガバナンスグローバルプラクティス公共セクター専門官が、自身の世界銀行入行前から現在に至るキャリアパス、これまでどのような業務に従事してきたか、世界銀行で求められる人材像などについてお話しました。
また、第2部では3月に来日する世界銀行グループ・リクルートミッションへの応募準備に向けたCVの書き方セミナーを開催いたしました。国際開発金融機関では高い専門性や語学力が求められるのはもちろんですが、他方で、国際協力の経験がない方でも、専門性や実務経験がある方であれば就職の可能性は十分あります。これまで培ってきた専門性をいかに面接官に理解・評価してもらうかは、CVの書き方にかかっていると言っても過言ではありません。第2部では、そのためのテクニックをいくつかご紹介し、世界銀行グループのうち主に世界銀行のポジションに応募することを前提としたCVの書き方指導、キャリアアドバイスを行いました。
<2020年 世界銀行グループ リクルートミッション>
世界銀行グループでは、グループ機関の世界銀行、国際金融公社(IFC)及び多数国間投資保証機関(MIGA)による日本人を対象とした採用募集を2020年1月に開始し、3月中旬にリクルートミッションを派遣して、事前に行われる書類選考を通った候補者の面接を行います。各ポジションは2~4年の任期で、その後、勤務評価に基づき契約更新が可能です。各ポジションの詳細及び募集要項は、2020年1月から随時ウェブページで公開します。
プログラム
第1部 午後6時30分~午後7時30分
「世界銀行で働く~瀬山奏・世界銀行ガバナンスグローバルプラクティス公共セクター専門官」
第2部 午後7時30分~午後8時30分
「CVの書き方セミナー」
第1部スピーカー
世界銀行 ガバナンスグローバルプラクティス 公共セクター専門官 2018年1月、世界銀行入行。主に南アジア地域(パキスタン、アフガニスタン)とカンボジアにおける税務歳入向上や公共サービス・公共財政管理改善等のプログラムを担当。世界銀行入行前は開発コンサルタント企業にて国内外の中央・地方政府、MDBsから発注されるプロジェクトに従事。イギリスのサセックス大学 開発学研究所にてガバナンス学・開発学修士号を取得。 |