世界銀行の日本開発政策・人材育成基金(PHRD: Policy and Human Resources Development Fund)は、日本政府と世界銀行のパートナーシップの下に共同で設置された基金です。途上国への資金協力の効果を高めるためには、途上国の人材育成、適切な政策の立案・実施等が不可欠であるとの認識に基づき、1990年7月に設立されました。PHRDグラントは、プロジェクトの準備段階での質の強化を図り、気候変動や災害リスク管理などの取り組みを支援する他、数千人の開発専門家のトレーニングの実施、データや教訓の世界各地への発信などを後押ししてきました。本シリーズでは、PHRDグラントが支援した様々な取り組みをご紹介します。
本セミナーでは、PHRDグラント供出による「質の高いインフラストラクチャ―投資(QII)パートナーシップ基金」の概要とその取り組み状況、具体的な事例として、エクアドル・キトの「キトにおける交通指向型開発(TOD)のためのビジョンと実施戦略」グラント(Vision and Implementation Strategy for Transit Oriented Development in Quito)をご紹介しました。
プログラム
モデレーター
セシル・フルーマン
世界銀行 開発金融総局 信託基金・パートナーシップ局 シニアマネージャー
スピーカー
ダーウィン・マルセロ
世界銀行 上級インフラストラクチャーエコノミスト
当日の資料:Quality Infrastructure Investment (QII) Partnership (PDF)
アレハンドロ・ホヨス・ゲレロ
世界銀行 インフラストラクチャーグローバルプラクティス 運輸専門官
当日の資料:Quality Infrastructure Investment (QII) Partnership (PDF)
ファトゥーマ・トゥーレ・イブラヒマ
世界銀行 グローバルインフラストラクチャープログラム・分析業務担当マネージャー
関連セミナー
2020年1月9日(木)午後1時30分~午後3時30分
世界銀行PHRDセミナー「レジリアンスを拡大する:日本の経験のパートナー各国および世界銀行の戦略へ反映」
2020年1月9日(木)午後4時~午後6時15分
世界銀行PHRDセミナー「知識とキャパシティ開発をレバレッジする:ユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)とパンデミック対策」
2020年1月10日(金)午後6時~午後8時30分
世界銀行PHRDセミナー「西アフリカ農業生産性向上プログラム」