世界銀行では、日本人の採用を積極的に行っており、日本人職員が来日する機会を捉え、途上国が直面する開発課題および世界銀行の活動、これまでのキャリアパスや現在担当する業務をご紹介するセミナーを実施しています。
今回のセミナーでは、2019年2月に開発金融担当副総裁に就任した西尾昭彦副総裁が、世界銀行の概要と開発金融総局(DFi)の役割、自身のキャリアパスとこれまでどのような業務に従事してきたか、世界銀行で求められる人材像などについてお話し、皆様のご質問にお答えしました。
スピーカー
世界銀行において勤続30年の経験を有する。管理職としてのリーダーシップ、エコノミストとしての専門知識、多くの国々における実務経験に加え、ドナー各国と協力して開発支援を行った実績を併せ持つ。1988年、ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)により世界銀行に入行して以降、様々なポジションを歴任。DFi副総裁就任以前は、公正成長・金融・制度(EFI)担当副総裁代行とEFI戦略・業務局長を兼任。それ以前は、IDA担当局長、南アジア地域担当戦略業務局長、世界銀行研究所業務局長、中国担当プログラム・コーディネーター、農村開発局のインドネシア担当エコノミスト等を歴任。世界銀行入行以前は、日本で海外経済協力基金(現JICA:国際協力機構)に勤務。 ブリティッシュ・カウンシル奨学生。英国ケンブリッジ大学にて開発経済学の修士号を取得。一橋大学経済学部卒。フランス、アンジェの西部カトリック大学にて仏語ディプロマを取得。日本国籍、横浜市出身(横浜翠嵐高校卒)。 |