世界銀行は2018年12月、新報告書「暗闇の中で:電力セクターの歪みが南アジア地域にもたらすコストはいくらか?」(In the Dark: How Much Do Power Sector Distortions Cost South Asia?)を発表しました。同報告書では、南アジア地域において開発を進めるにあたっての最大の障壁の一つは電力不足であるとしています。世界で 電力供給を受けることができない人々の4分の1以上が南アジア地域に住んでおり、電力供給を受ける人々や企業であっても、頻繁に発生する停電に悩まされています。同報告書では、バングラデシュ、インド、パキスタンにおける停電の原因となる電力サプライチェーンの歪みについての分析、それによりもたらされる経済コストの推計、今後どのような取り組みが求められるかについての検討を行っています。
今回のモーニングセミナー(第29回)では、同報告書の著者であるファン・ザン世界銀行南アジア地域担当チーフエコノミスト室上級エコノミストがワシントンよりテレビ会議で同報告書の主なポイントをご紹介し、皆様のご質問にお答えしました。
スピーカー
世界銀行 南アジア地域担当チーフエコノミスト室 上級エコノミスト
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当日の資料: In the DarkHow Much Do Power Sector Distortions Cost South Asia (PDF)
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