共催:世界銀行グループ、JICA研究所
共催:世界銀行グループ、JICA研究所
世界銀行グループと国際協力機構JICA研究所は、セミナー「イノベーション・パラドックス:途上国の能力、遅れを取る技術活用」をJICA研究所内の国際会議場で共催しました。
世界銀行が昨年10月に発表した報告書「イノベーション・パラドックス:途上国の能力、遅れを取る技術活用」(The Innovation Paradox: Developing-Country Capabilities and the Unrealized Promise of Technological Catch-Up)では、世界にあふれている膨大なノウハウや専門知識を途上国が積極的に導入し、イノベーションを推進することで経済成長が促進される可能性は極めて大きいものの、途上国の政府や企業はこうした知識ストックを活用するために比較的少ない資金しか投じていないと分析し、これを「イノベーション・パラドックス」と呼んでいます。
本セミナーでは、北野尚宏・国際協力機構JICA研究所所長と西尾昭彦・世界銀行公正成長・金融・制度(EFI)戦略・業務局長による挨拶の後、同報告書の執筆者のウィリアム・マロニー世界銀行公正成長・金融・制度(EFI)担当チーフエコノミストより、同報告書の主な論点をご紹介しました。さらに。園部哲史・政策研究大学院大学副学長と島田剛・静岡県立大学准教授・JICA研究所招聘研究員がコメンテイターとして見解を述べました。
挨拶
北野尚宏
国際協力機構 JICA研究所 所長
西尾昭彦
世界銀行 公正成長・金融・制度(EFI)戦略・業務局長
講演
ウィリアム・マロニー
世界銀行 公正成長・金融・制度(EFI)担当チーフエコノミスト
当日の資料: The Innovation Paradox (PDF)
討論
園部哲史
政策研究大学院大学 副学長
当日の資料: Comments on Innovation Paradox (PDF)
島田剛
静岡県立大学 准教授 JICA研究所 招聘研究員
当日の資料: Comments on World Bank. 2017. The Innovation Paradox (PDF)
公正成長・金融・制度(EFI: Equitable Growth, Finance, and Institutions)プラクティスグループ |
報告書「イノベーション・パラドックス:途上国の能力、遅れを取る技術活用」(英語)
特集 2017年10月3日
新報告書「イノベーション・パラドックス」が成長促進の主たる要因を分析:管理スキルとイノベーション力が生産性向上に不可欠