世界銀行は、加盟国の政府・政府機関、または自国政府の保証を受けることのできる民間機関に対し、融資、保証、および技術協力を提供します。このうち、開発政策支援融資は、途上国の大規模な政策改革を支援します。また、プロジェクト融資は、貧困削減と持続可能な開発のための広範な活動に資金を提供します。プロジェクト融資を受けた機関は、機材、機器、土木工事、およびコンサルティング・サービスを発注します。各プロジェクトにも数百のビジネス機会が存在し(数千ドルから数千万ドルまで)、世銀や借入国による機材・サービスの購入(調達)方法も多岐にわたります。
世界銀行東京事務所では、このようなビジネス機会における競争入札にご関心をお持ちの日本企業の皆様を対象に、世銀プロジェクトの仕組み、プロジェクトや競争入札に関する情報の入手・活用方法についての基本的な知識・ノウハウ、昨年7月1日から運用開始の新調達フレームワークのポイントなどを、少人数制(定員16名)でわかりやすくご説明する「世銀プロジェクト 入門ワークショップ」を開催しており、この度、第18回ワークショップを2017年11月22日に開催しました。
世界銀行東京事務所では、世界銀行が拠出するプロジェクトにおけるビジネス機会にご関心をお持ちの日本企業の皆様を対象に、本ワークショップシリーズの他、企業の皆様からの個別相談をお受けしており、池上ビジネスインフォメーションアドバイザーと大森・上級広報担当官が相談窓口を担当しています。また、各地域やセクターにおける世界銀行の取り組み状況と今後の展開などをご紹介するビジネスセミナーを開催しています。最新の開催情報は、世界銀行東京事務所ウェブサイトに掲載する他、定期的に発行するeニュース「世銀ビジネスアップデート」でもご紹介しています。詳しくは、お問い合わせフォームにて、または世界銀行東京事務所・大森 komori@worldbankgroup.org までご連絡ください。
講師
池上隆夫
世界銀行東京事務所ビジネスインフォメーションアドバイザー
大森功一
世界銀行東京事務所上級広報担当官
当日の資料: 世界銀行の紹介と新調達政策 (PDF)
スピーカー紹介
1989年からトラストファンドコンサルタント としてアフリカ局技術部に勤務。域内の上下水道融資プロジェクトに従事。1992年に欧州中央アジア局(ECA)に上下水道エンジニアとして異動。 1997年から2004年までPAS(Procurement Accredited Staff)としてECAの上下水道プロジェクトの調達業務に従事。その後再び上下水道融資業務のタスクマネージャーとして数々のプロジェクトを担当。 2010年に東アジア局に異動、上下水道、洪水対策の融資、調査、助言業務のタスクマネージャーを務める。 |
世界銀行東京事務所上級広報担当官 2000年世界銀行入行。東京事務所を経て、2010年から2014年まで、ワシントンの本部にて南アジア地域担当副総裁特別補佐官。2014年から東京事務所勤務、2015年から現職。現在は民間セクター、大学・研究機関との連携、南アジア地域などを担当。 |
過去のセミナー
過去に開催された同セミナーシリーズの資料をダウンロードいただけます。