グローバル・ファイナンシング・ファシリティ(GFF)は、国連事務総長の「女性、子供及び青少年の健康のための世界戦略」と「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援するため、2015年に設立され、ビル&メリンダ・ゲイツ財団やカナダ、ノルウェー、日本などの支援を受けて活動を展開しています。同ファシリティは、2030年までに「性と生殖に関する健康と母子保健(RMNCAH)」を大幅に改善することを目指して、各国のオーナーシップの下に援助機関や民間セクターなどの関係者を束ね、GFF信託基金の活用による国際開発協会(IDA)資金の動員や、国内資金の拡大を含む持続可能なヘルス・ファイナンシング戦略の策定支援等を通じ、効果的で拡大・持続可能(smart, scaled and sustainable)な投資、活動を推進しています。その新しいアプローチは、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現に向けた、世界銀行のコア戦略の一つになっています。
このたび、マリアム・クラーソン グローバル・ファイナンシング・ファシリティ事務局長の来日を機会として、性と生殖に関する健康と母子保健の大幅改善、更にはユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現に向けた、この革新的なパートナーシップの新たな挑戦の現状と課題をご紹介します。
プログラム
講演
マリアム・クラーソン グローバル・ファイナンシング・ファシリティ事務局長
当日の資料: THE GLOBAL FINANCING FACILITY (PDF)
馬渕俊介 世界銀行上級保健専門官
当日の資料: Country Case Study GFF Work in Liberia (PDF)
コメント
杉下智彦 東京女子医科大学医学部国際環境・熱帯医学講座教授・講座主任
瀧澤郁雄 独立行政法人国際協力機構(JICA)人間開発部次長
質疑応答
※このセミナーは公開用に録画されます。