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世界銀行防災ハブが、JICA主催「ジェンダーと多様性から災害リスク削減」に参加
2016年12月15-16日仙台


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世界銀行東京防災ハブは、仙台のJICA東北で開催された「ジェンダーと多様性から災害リスク削減」研修に招かれ、まとめの公開セミナーと、クライアントのアクションプランに関する発表に参加し、発言しました。

研修は2016年12月5日から16日まで開催され、ブータン、チリ、ミャンマー、ネパール、パキスタン、スリランカから、政府関係者およびNGOの代表者あわせて17名が参加しました。

研修では、災害に対する社会全体の強靱性を、日本ではどのように構築しているのかについて、JICAのジェンダーや防災の専門家や実践者から学びました。また研修で学んだ内容を、いかにして自国の福祉や、女性と子ども、防災を担当する省庁や、脆弱な人々が参加しているNGO、さらにはコミュニティーにさまざまなサービスを提供するNGOに、持ち帰り活かしていけるかについて、検討しました。

参加者は研修を通じて、東日本大震災からの復興のため東北地方で取り組みを進めている、仙台市、東松島市、復興庁静岡大学、東北大学、男女共同参画と災害・復興ネットワークなど、多くの政府関係者、研究者、NGOの専門家などと、つながりを持つことができました。

経験を行動に転換

数々のセッションを通じて、女性や脆弱な人々を割り出し、災害への強靱化施策に組み込む方法を検討すること、コミュニティーが自分たちのニーズを説明する機会を持ち、包摂的な参加モデルを実施することで必要な施策や投資を実行すること、ニーズを反映した政策改革や投資について幅広く再検討することなどが奨励されました。

東京防災ハブは、2013年にインドのウッタラカンド州で起きた、洪水と地滑りからの復興事例を取り挙げました。ウッタラカンド州では、女性が住宅再建費用を銀行から借り入れやすくするなど、住宅再建に女性の参加が進むよう、日本と世界銀行の防災主流化プログラムの支援を受けた州当局が、一丸となって取り組みました。

東京防災ハブはまた、地震リスクの特定やコミュニティーベースのマッピング包摂的で強靭なコミュニティー社会構築に関する各種リソースを紹介し、岩手県大船渡市の革新的な取り組みの記録と応用も紹介しました。

JICAと世界銀行は、2016年10月に開催された、世界津波の日記念国際シンポジウム「ジェンダー・多様性の視点からの復興をめざして」で培った協力体制を継続し、災害への強靱化においてジェンダーが組み込まれるよう、共に取り組んでいます。


 

 

 


Japan-World Bank Program for Mainstreaming Disaster Risk Management in Developing Countries





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